「子役はミスキャストかな…」真夏の方程式 星水松 愛菜さんの映画レビュー(感想・評価)
子役はミスキャストかな…
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原作をつい最近読みました。映画の方は2年位前に視聴。
さすがの東野圭吾作品というべきか、両方いいですが、強いて言うなら映画です。
映画にあった、湯川が少年に言うセリフ「名探偵だな」と終盤での「君は一人じゃない」というのがない。あと、取調室?面会室?でお父さん役の前田吟と湯川が対峙するシーンが原作にはない。ここで少年の事を憂いながら静かにお父さんに怒りをぶつけ、それを杏が聞いて嗚咽するシーンが非常に泣けるのだけども、これは映画だけ。脚本の福田靖氏が上手いのだろう。
で、順番として映画→原作だったんだけど、映画観てたときは、恭平役の子に対して印象がほとんどなくて、(どこにでもいる田舎の少年)境遇がツラいから可哀想に見えていただけ。
でも、原作を読みながら映画を思い返してたんだけど、この恭平くんというのが、家族の悩み事があったり、適度に生意気だったり、大人に対する憧れや失望といったものを抱えてるんだけど、映画に出てたこの子は表現できてなかったと思う。
あと、他のコメにもありましたが、吉高某の出演シーンが少なかったのも高評価の理由のひとつです。
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