「突き抜けたバイオレンスが爽快」地獄でなぜ悪い よねさんの映画レビュー(感想・評価)
突き抜けたバイオレンスが爽快
暴力団組長の武藤は対立する組に自宅を襲撃されるが妻のしずえが返り討ちにしてしまう。しずえは逮捕され、この事件のせいでタレントとして売り出そうとしていた武藤の娘ミツコは業界から干されてしまう。ミツコ主演のはずだった映画には別の女優に決まってしまい、しずえのために自ら映画を作るしかないと決心した武藤は、ミツコがたまたま知り合った公次を強引に監督にして撮影開始するが、事態はどんどんシャレにならない地獄の様相になだれ込んでいく。
PG12のコメディ映画ですが全編血塗れ。俳優陣が演じたいように任せている感じが物語の疾走感を牽引して、バカな人間がバカなロマンのために次々に死んでいくハイテンションの自暴自棄がグロテスクを突き抜けて青空のように爽快でした。
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