箱入り息子の恋のレビュー・感想・評価
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笑いとシリアスが絶妙な、不器用な恋愛模様
中盤までは良い、終盤は見てられない
市役所勤務13年の星野源演じる主人公が、盲目の9歳年下の女の子と恋をする話。
星野源のモテない地味公務員はなんか、リアル。見た目というかオーラが人を近寄らせない、面白くなさそうでモテなさそうなのを表現している。
夏帆の演じるヒロインは盲目でなければモテたであろう、可愛らしい女性。
そんな2人が、親同士が参加する婚活によりお見合いをすることになり、愛を育む。
純愛のときは応援できたけど、ベッドシーンで気持ち悪くなり、終盤の主人公の行動にドン引き。結末は気になるから、携帯いじりながら流し見しました。
職場で突然奇声を上げるのはどうかと思うし、二階によじ登ってからの彼女の家(下に彼女の両親いる)でのベッドシーン…もう見てられない…
ヒロインも、いくら男性経験ないからって、こんな男でいいの?と思ってしまった。
役者がみんな良かっただけに残念なストーリーでした。
夏帆らしい
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ゲームしか趣味のない公務員が親の説得を受けてお見合いをする。
しかし真面目だけが取り得の主人公に相手方・夏帆の父親は反対。
夏帆は目が見えず、昇格経験すらない男には無理だと思ったのだった。
しかしその後主人公と夏帆は会い、まさかの吉野家へ。
そんな折主人公が事故で入院、夏帆の目が見えないのも原因だった。
主人公の母は激怒し、二人は別れさせられた。
時は流れ、主人公が吉野家へ行くと夏帆が一人で泣きながら牛丼食ってた。
それを見て我慢できんくなり、夏帆の家へ不法侵入し、肉体関係を持つ。
それが夏帆の父に見つかりボコられ、二階から落ちてまた入院。
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いつもの通り、夏帆は気丈で強くピュアな役がよく似合う。
それにしてもテーマが難しい、おれならどうしたやろ?
いくら夏帆ほど可愛くて性格が良くても目が見えないとなあ・・。
楽しいことばかりしたい性格でもないし、
弱い者の味方でいたいと思ってはいるが、それでもなあ。
やっぱり苦しみを共有して上げるにはそれなりの覚悟が必要や。
よっぽどその人を好きにならないと、結局は時間が破綻させるだろう。
自分がそれに馴染める男なのかは、その環境にならないと分からない。
コミカルな映画を期待するとガッカリかも
主人公をあんなに病的な風に描かなくてもよかったのでは。(見合いの後のシーン、牛丼屋以降のシーン)
あと、最初のキスを母親が見ていたシーンも・・・。
普通の青年の話を見たかった。
【”恋する相手に学歴、社会的地位,障害など関係ない!”マルチプレイヤーの星野源と夏帆の魅力炸裂作品である。】
■市役所の職場と自宅を往復する毎日を送る健太郎(星野源)は、彼女いない歴=年齢の35歳。
見かねた両親が親同士が婚活する“代理見合い”に参加し、お見合いをセッティングする。
健太郎はそこで出会った、病気で視力を失った美女・奈穂子(夏帆)に生まれて初めて恋に落ちるが…。
◆感想
・夏帆さん出演の映画は全て鑑賞したと思っていたが、甘かった。
取分け今作の盲目の奈穂子を演じた夏帆さんの抑制した演技故か、彼女の美しさが際立つ作品である。
・星野源さんは、殆どTVを見ない私が、唯一楽しみにしているNHKの”LIFE"でのコミカルなキャラクターを演じる姿が印象的であり、マルチプレイヤーだな・・、と思っていた方であるが、今作でもその魅力を十二分に発揮している。
<いやあ、本作面白かったです。社会的な色んな壁を乗り越えて結ばれる健太郎と奈緒子の姿がグッと来ました。
特に、吉野家の二つのシーンは良かったな。
一つは二人で牛丼を食べるシーン。もう一つは対面で、奈緒子が白杖をついて、一人で吉野家に生き注文する姿を対面で心配そうに見ている健太郎の姿。
ルッキズムへのシニカルな視点も含め、佳き作品であると思います。>
初主演・星野源のガッツに驚き!!
2013年。市井昌秀監督作品。
原案はオーストラリア人のマックス・マニックス。
(外人から見たら、日本の家庭って、こんな風?)
星野源の映画初主演作、とのことで軽〜い気持ちで観はじめたら、
大変にハードで、命懸けの初恋ものがたりでした。
親同士が息子や娘に変わって婚活をする。
そこで実際に会うことになった、天雫健太郎(星野源)と今井奈穂子(夏帆)。
奈穂子は視覚障がい者、だったのです。
前振り。
駅で雨の中をたたずむ美しい奈穂子。
思わず差していた傘を手渡す健太郎。
そんな2人が偶然にも見合いの相手でした。
35歳独身。市役所勤務。恋愛経験なし。結婚願望なし(というか諦めている)
出世の見込みなし。仕事の意欲も野心もなし。
健太郎は本当にパッとしない・・・モテなくて当然だと思う。
しかし恋の炎は健太郎と奈穂子に燃え盛るのです。
しかしこの恋、あり得ないほど険しく困難な初恋でした。
奈穂子の父親(大杉漣)の態度があまりに横柄。
健太郎を見下して、壁のように立ち塞がります。
見栄えのしない健太郎。
一度付いた恋の炎は健太郎を覚醒させます。
(蹴られても、殴られても、転がされても、諦めません!)
本当に星野源の新人離れした実力に驚きました。
(もともとマルチな才人だったのですねー、その初々しさも新鮮でしたし、
吹っ切れた度胸も凄かったです)
純愛なのに、キズだらけ・・・ホントに死ぬかと思いました。
見応え有り!!
真面目+不真面目=狂気
ベテラン俳優が脇を固めているため真面目なシーンは締まっている。
いい意味で星野源も夏帆もフラットに見れた。今では二人ともキャラが付いているが、この中では新鮮に見えた。
二役とも難しい役どころだが丁寧に演じている。牛丼を食べて泣くところは何とも言い表せない素晴らしさを感じた。
牛丼を食べて泣いた奈穂子は、健太郎の妄想でないことを祈るばかり。
もっと爽やか、甘酸っぱい、成長を見せる恋愛映画かと思いきや、わりと大事な部分は狂気に見せているのが普通の恋愛映画との差別化をしていて新しい。事故に遭っても、ベランダから落ちてもそれでも彼女に夢中。
映画でよくある不幸を差し込む手段が大抵交通事故ってのが芸がない。これを別の手法で確立すれば、ひとつの武器になるのに。
主人公がメインなんで周りの設定はそれなりでいいが、奈穂子のバックボーンにも触れてもよかったと思う。友達はいるのか?恋愛はしたことあるのか?彼氏はいたことがないのか?学生時代目が見えないことでいじめられなかったのか等。これなら目の見えない美人なお嬢様じゃなくても、外人や別の設定の方がインパクトがあると思う。
親心としては子供は結婚して、幸せな人生を歩んでほしいと願う一方、もし恋愛や結婚したことによる弊害で、実の子が命を落とすようなことがあるのならやっぱり幸せより命が大事という考えもわかる。
35歳の健太郎と26歳の奈穂子。歳の差9歳。世間なら賛否があるが星野源ならそうはならない。世は残酷や。
星野源の耳にほくろがあることを知った。
面白くない男と目が悪い女性のカップル
星野源が事件に巻き込まれないことを、切に、願うのであります‼️❓
吉野家の号泣
テレビ大阪「シネマクラブ」を録画して鑑賞。
最近本作みたいな雰囲気の映画を観ると、普段血生臭い作品を観ていることが多いせいか、心が洗われる気がします(笑)。
星野源にこう云う役をやらせたらやっぱり天下一品だと思いました。童貞臭がハンパない。神経質でコミュ障、恋愛には奥手。でもやる時はやる男。まるで平匡さん(笑)。
お相手はみくりさんではなく奈穂子さん。彼女との恋にほっこりさせられ、微笑ましく見ていましたが、奈穂子さんの父親の妨害で暗雲が…。健太郎の大怪我にびっくり!
吉野家での号泣にもらい泣き。クライマックスの健太郎の疾走でさらに涙。恋によって人はこうも変われるのか、と…。愛の力は偉大だ。その後の転落にはぼーぜんでしたが(笑)。
※修正(2023/03/27)
純愛ストーリーなんですよね?だけど、個人的には健太郎の人間性に随所...
夏帆かわー(///∇///)(※夏帆かわいいの略)
テレビ神奈川――うち、神奈川じゃないんだけど見れる――でやってたので、鑑賞。たぶん二回目。
設定と展開はコテコテだし特に前半のテンポが悪いし、やたら入院オチが多いけど、ときたまキラリと光る台詞があるような。お茶会のシーンの源くんとか。職場でヤリ○ン呼ばわりされてる女の子が酔って街中で叫ぶシーンとか。
笑い声とか撮り方とかが自然な感じを狙っててしかも成功してるっていうのも、ポイント高し。演出とカメラワークが良いんだよなぁ。
なんかウクレレみたいなアコギみたいな(←適当)メロディが繰り返し流れる淡々とした感じも良し。
最初の方、源くんちょっと棒読みな気がしたけど途中からそうでもなかったな。
なにより、夏帆がかわいいよぉー。奈緒子(夏帆)の"吉牛"デビューのシーンが一番好き。
演出、編集、演技とすばらしい。
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