アフター・オール・ディーズ・イヤーズ

劇場公開日:2025年11月29日

アフター・オール・ディーズ・イヤーズ

解説・あらすじ

中国、香港、日本などアジア全域で活躍し、長編第2作「マジック&ロス」で日本に紹介されたマレーシア出身の監督リム・カーワイが、2009年に発表した長編第1作。「マジック&ロス」「新世界の夜明け」へと続く「無国籍3部作」の第1作にあたる。

10年ぶりに故郷へ戻ったア・ジェだったが、彼の存在は家族の記憶からも消えていた。唯一、ア・ジェを覚えていたのはレストランを営むラオ・ファンだけ。しかし、ラオ・ファンに連れられてある男に会いに行ったア・ジェは、殺人の濡れ衣を着せられ、処刑されてしまう。ところが、死んだはずのア・ジェが再び人々の前に姿を現す。過去と現在が複雑に交錯し、物語はやがて不穏な様相を呈していく。

ア・ジェを演じたのは、中国でも活躍する日本人俳優の大塚匡将。中国、日本、アメリカ、香港、ボリビアなど多国籍のキャスト・スタッフによって自主制作された作品で、どこにも属さず、さまようように映画を製作する「シネマドリフター(映画流れ者)」を自称するリム・カーワイの原点となった作品。2025年11月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。

2009年製作/98分/マレーシア・中国・日本合作
原題または英題:After All These Years
配給:Cinema Drifters
劇場公開日:2025年11月29日

その他の公開日:2012年10月13日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)cinemadrifters

映画レビュー

3.5 トークショーで答え合わせ

2025年12月8日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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Oyster Boy

1.0 「?」はあっても「!」はナシ

2025年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

10年ぶりに故郷へ戻るも、その存在が家族の記憶からも消されていた青年が虚構と現実を行き来し…
もう冒頭の数分だけで自分が苦手なアート系映画だと確信。近々のTIFFでもこの種の作品は多かったが、もちろん狙いがあっての演出なんだろうけど、終始退屈としか言いようがなかった。
あえて喩えるならデヴィッド・リンチと同系統のフィルムメーカーなのかもしれない。でもリンチ作品も内容が「?」でも、「!」となるショットがあるから惹きつけられた。個人的に本作には「!」がなかった。
宣伝文句の「観客は自然と白昼夢に引き込まれていく」って、ホントに物は言いようだな、と。

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regency

2.5 この手の作品は好きなんだが…

2025年12月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

出だしはかなり引き込まれたが、徐々に集中力が切れた。

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Mr. Planty

4.5 既視感一切なしの作品!

2025年12月6日
スマートフォンから投稿

冒頭から鷲掴みにされる。
男が実家に帰ってみるが、家族もかつての行きつけの食堂の主人も…ばかりか街の人も自分のことを全く知らないと言う。ありそうで見たことない奇妙な雰囲気が漂い続ける、なかなか他にない映画体験だ。こんなタレントの監督がいるのかと思うと実に愉快。マレーシア生まれで大阪に就職して、一念発起、北京に映画を学んだ。そしてアジア各国を飛び回って映画を製作し続けていると言う。自称シネマドリフター(映画流れ者)!痛快な経歴が唯一無二の作品を産んでいるのだろう。次回作が楽しみだ。

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flushingmainst

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