劇場公開日 2013年4月19日

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「リンカーンはインディアンを迫害しています。その事実は重い・・・」リンカーン よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5リンカーンはインディアンを迫害しています。その事実は重い・・・

2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

奴隷禁止をうたう憲法修正を目指すリンカーンの1か月を描いた物語。

スピルバーグ製作の伝記映画です。この時代の歴史知識を得たいと思い鑑賞。
映画としては、リンカーン家族を中心とした人間ドラマ、そして共和党内部、民主党との闘争を描いた政治ドラマです。
さすが巨匠スピルバーグが監督。どちらのドラマも重厚で見応えのある内容でした。特に、長男を亡くした妻の慟哭を、戸惑い疎ましく思いながらも寄りそうリンカーンの描写に感激です。アカデミー賞受賞は伊達ではありません。

ただ、やはりこの時代に無知な自分にとっては、少し分かり難い部分がありました。
また、要所で「リンカーン名言集」のようなシーンが織り込まれ、逆に私にとっては若干疎ましく思いました。
そもそも、リンカーンは先住民の迫害を徹底したことで有名な政治家でもあり、一方的な偉人描写に違和感を感じてしまい、共感し難くなってしまいました。

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よし