LOOPER ルーパーのレビュー・感想・評価
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想像していたものとは、全く別モノ。
ジョセフ・ゴードン=レヴィット&ブルース・ウィリスの二人ひと役が話題でしたが、タイムトラベルのある意味タブーに挑んだSFアクション+αでした。 このあり得ない二人ひと役は、J・G=レビットが、ほぼ一方的に、声&メイク&所作、髭の剃りあとまで似せててあっぱれでしたし、 SF的お約束に縛られてないというか、ほぼ無視してるというか、 それでも、それ以上の、思ってたのと全く違う展開が、実はあまりにもロマンティックというか、ジワジワときてしまう意外性のある素敵な作品だったりしました。
想定内
タイムーワープ物は色々観たので、特に斬新!とは感じなかったけど、旬の俳優 ジョゼフと 安定感のあるブルースの組み合わせは良かったです。 似てないようで似てるし、ごっちゃになって混乱しなくてすむし。 余韻とか奥の深さはないけど、見てる間は充分 楽しめました。
良くできてる
非常に面白かったです。 序盤で映画の設定とタイムトラベルについて説明し、オールドジョーが出てきた瞬間、タイムトラベルなんてそっちのけで善悪二元論が壊れる展開になります。しかし、最後はやはり映画の本質がタイムトラベルにあることを認識させられます。 非常に上手くまとめられてると思います。 ライアン・ジョンソン監督の他の作品も鑑賞したいです。
シナリオが良い
事前にルーパーのルールやタイムマシンの決まりなどを小冊子で読んでから鑑賞したので特に混乱はしなかったものの、何か物足りない気がした。それが何なのかずっと考えているが、今もって分からない。 とても良くできたシナリオで、最後をああいうカタチに持っていくのは流石だと思う。 でも何かが足りないんだよなぁ。
ストーリーがばらばら
大好きなブルース・ウィルスがでているし、意欲作らしいのでみてみたが。 はっきりいって、つまらなかった。 観終わったあと、「で、結局、あれはどうなった?」のような会話が周囲でしていた。だいたい、似たような女優ばかりで区別がつかずに、ストーリーがわからなくなったような感じもあるし、ブルース・ウィルスの若いころ役の俳優も魅力にかけた。
LOOPには、二重の意味があるのか
30年後の未来から送り込まれる標的を抹殺する殺し屋ルーパー。ある時、30年後の自分自身が送り込まれたが取り逃がしてしまい、組織から命を狙われることに・・・。 予告編では、30年後の自分が送り込まれてくる理由が明らかにされていませんでしたが、本編では明らかにされます。なるほどねぇ。自分で未来の自分を抹殺して、証拠隠滅を図るわけね。凄いなぁ。 未来の人間が現代の人間を抹殺しようとし、現代の人間が未来の人間を抹殺しようとする。この手のタイムシフトものでは、よくあるタイムパラドクスですが、その点については言及されていません。ただ、現在の自分に影響がある行為が、未来の自分にも影響が出ていますがね。 未来の自分が、抹殺を逃れようとする動機が、ちょっと弱いかな。って言うか、そう言う事を描くのであれば、そう言う伏線がないと・・・。全然、なんにも無いんだもんなぁ。ただ、その話をよく考えると、タイトルのLOOPERのLOOPと言う所の意味が、少しだけ理解できるかも。
眠かったぁ!!!
予告編を見る限りはサッパリ内容が読めなかったけど本編を見てもイマイチわからなかった! 中盤でブルースが出てきてからは何かストーリーがとっちらかって退屈な時間が続きました。 全体的に盛り上がりに欠けて中途半端で雑な印象で終わってしまいました! 特に子役の演技がどうも受け付けなかったです … 最後は T の影響???
巡る巡るよ因果は巡る
まず本編とはあまり関係無い話だが、とりあえず本作のTVCMは煽り過ぎだと思う。
「『マトリックス』以来の衝撃!」とか「どうしたらこんなアイデアがッ!」とか、
なにゆえ無駄にハードルを上げたんすか。跳べずにスネ打っちゃいますよアナタ。
そんな無責任なCMはさておき、映画は面白かった!
少々冗長に感じたのと、『タイムトラベルにTK(サイキック)まで本筋に
絡めるって欲張り過ぎじゃね?』と思えた点は残念だったが、
今までのタイムトラベルものに有りそうで無かったアイデアの数々や
先読みのできない展開、そして物語の意外な落とし所が面白い。
僕が思うにこの映画最大のアイデアは、“ルーパー”という殺し屋の奇抜な設定以上に、
『現在の自分の行動が未来の自分の記憶や肉体を更新してゆく』という設定。
これは今まで有りそうで無かったんじゃないかなあ。
つまり、未来を知る者さえも未来を操る事は出来ない。
それを決めるのは、未来の自分でも無ければ過去の自分でも無い。
今この瞬間の自分の決断だと言うこと。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の名台詞を思い出しますなあ。
「未来に道など無い!」
もうひとつ、多分これもテーマだったのかなと思うのが、“因果は巡る”ということ。
殺人の見返りに得た銀で、悠々自適な引退生活を夢見る現在の主人公。
愛する妻を奪われまいと、無垢な子供さえ殺して回る未来の主人公。
(本当に彼女を想うなら“会わない”という選択がベストだったと思う)
そして復讐の為に怒れる殺人者となりつつある少年。
自分の心を満たす為に他人を殺そうとする者達によって形成されるループ。
悲劇が憎しみを生み、憎しみが次の悲劇を生む、普遍的な負の無限ループ。
その悪循環を断つには誰かが“我”を棄てねばならなかった。
殺人と遊びとドラッグに明け暮れ、挙げ句は保身の為に親友をも売った
「利己的で軽薄な」主人公は、物語の最後で初めて他人の為に命を張った。
我欲の為に他人を傷付ける人生は虚しいし、更なる不幸しか生まない——
この物語はそんな事を伝えたかったのかも知れない。
ハァ……僕が書くとどーしてもカタ苦しくてツマラン映画みたいになっちゃいますねえ……。
テーマの話ばっかでエンタメ要素についてはここで書き切れなかったが、
エンタメ性とテーマ性をうまく融合させた佳作だと思います。
観て損ナシの3.5判定!
<2013/1/16鑑賞>
ストーリーが面白い。
ストーリーが良く最後の展開が僕の予想が外れて、そこがこの作品の面白さを倍増させてくれました。 いろんなアイテムが出てきてそれが魅力的。 またキーワードもたくさんあり、これがまた面白く、それに出てくる人物も個性的で面白い。 見ていて緊迫感すごい伝わってきてそれもまた最高。 パンフを家に帰って読んで、「そうそう」と思い返していて、とても楽しい時間を過ごせました。パンフを買うことをおすすめします。 また繰り返し見たい映画でした。
もったいない。
タイムトラベルとルーパーという殺し屋の設定は凄く良い。たが上手く活かしきれていなかった。『TK』の説明や未来の組織の背景にあるものを描ききれず、中途半端に終わってしまった。そのため重要な終盤にかけての緊迫感が足りない結果に。 俳優陣は良い味を出していただけにもったいない。 期待していただけになんとも残念。
タイム・パラドックスによるSFサスペンスの秀作
この映画での現代とは2044年で、タイムマシンが開発されたのは2070年代初期という設定だ。 法律で禁止された“タイム・トラベル”をこの世界では”タイム・ループ”といい、それは犯罪組織(未来)による処刑のために行われる。その処刑執行人(現代)が“ルーパー”というわけだ。また、犯罪組織がルーパーとの契約を打ち切ることを“ループを閉じる”という。 では、ルーパーが処刑に失敗したらどうなるか。そこが大きなポイントで、まずその前例を見せる演出は常套だが、組織の掟が分かるうえ、タイム・パラドックス(時間の逆説)が苦手な人でも話についていけるようになっている。 もうひとつ重要なのがルーパーの処刑専用銃“ラッパ”だ。殺傷力はあるが至近距離用の散弾銃で遠くの標的にはまったく向かないのだ。これがラストへの伏線となる。 現代のヤング・ジョーを演じるジョゼフ・ゴードン=レビットは、目元のメイクと歪めた口でこれまでの甘いマスクを封印、まるで別人のようにクールな処刑人になりきっている。 SFの原点ともいえる「自分はどこから来てどこに帰るのか?」の問いに答えを見い出すショッキングなラストも、ただのアクション・スターでは表現できなかっただろう。 ブルース・ウイルスも秀逸な脚本と共演者しだいで、ただドンパチやってるだけじゃない奥のある娯楽作品にふさわしい演技を垣間見せる。 ただ、あくまでも主役はゴードン=レビット。予告篇からは想像もつかない「人は変われるのだ」というテーマを語るSFサスペンスの秀作。 少年・シド(ピアース・ガニョン)の面構えも見もの。
良くできた脚本
かなり複雑な時間物を上手く脚本にまとめていたと思います。 ただ舞台をわざわざ近未来にする必要があったのかが疑問です。 近未来とはいっても20年前のユーノスロードスターを主人公が乗っていたと思えば、変な空飛ぶバイクがあったりと酷い技術設定です。 あれなら現在を舞台にした方が臨場感が高くなったと思います。 あとは主人公役のジョセフ・ゴードンと30年後のブルース・ウイルスが全然似てないのが問題ですね。ジョセフ・ゴードンを特殊効果で老けさせた方が良かったような気がします。でもこの人あまり主役をやれる顔じゃないですね。 色々と突っ込みどころはありますが、この手のSFでは良く出来ている方だと思います。
シド…
1月13日 新宿ミラノで観賞 思っていたより観念的でした。が、最後の決断よりほかに手段を模索できなかったものかと思ってしまう。 シドの顔が怖くて怖くてしょうがない。その日の夢にでてきました。 とくに貨物列車に乗ったシドの不機嫌な顔…ある意味名シーンです
近未来モノとして会心の出来栄え
これまでに観た近未来SF映画の中でもトップ級のおもしろさ。(選曲センスも最高!) まさかこんなにも泣ける話だとは・・・。タイムトラベルものは考えれば考えるほど複雑だから、ぜんぶ身を任せて観るのがちょうどいいと思う。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットorブルース・ウィリス好きなら絶対観ておくべき!
善悪の付け難さ
タイムトラベルないし、タイムパラドックス物は、視点をどうするかによって善悪が変わるんだなーと思いながら見た一作。 LOOPERとは30年後のタイムトラベルが実用化され、且つ違法に悪の組織に利用されている世界から送り込まれてきた人間を殺す仕事人のこと。 主人公はそんな30年後から送られてきた自分を殺すために奔走します。 が、この30年後の自分にも理由が有り、彼もまた過去を奔走します。 SF慣れしてるとあっけなさに少し満足感を感じ得ないかも。 ただ、前半に様々な伏線となるところはあったり、巧く台詞のやり取りが後半に生かされてるのは面白いかも。 主人公が最後に下す決断は「嗚呼なるほど」と思う。 ただ見終わったあとスタッフロールを眺めながら考えたのは、まさに「30年後の自分」がきた世界はソコで消滅する。というタイムパラドックスについての様々な事。 余韻に浸るにはちょうどいいスタッフロール。 タイムトラベルものはフィクションだからこそ、そこで世界が「ズバ」っと終わるから成り立つのだなぁと改めて思いながら劇場を後にしました。 ハラハラドキドキはないものの、派手な演出があるわけでもないので、腰を据えてじっくり見てられるSFでした。 昨今のCGバリバリな感じはあまり好きではないので、こういう必要最低限なCGで見せてくれる映画は好きです。
独特な表現(少し映画の流れを含みます)
タイムトラベルものでありますが、未来を変える物語の大御所バックトゥザフューチャーとは別の独特な世界観です。 まずこの映画のが他のタイムトラベルものと違うところは、物語の目的が分からないところです。 どこに行きつくのか、どう決着をつけるのか読めないんです。 私は当初、30年後の自分と共闘して、なんかこうタイムトラベルに繋がるシステムを破壊するのかと思っていました。よくある少年漫画みたいなワクワクする展開を期待していたんです。ところがどっこい、仲が悪いのなんのったら。これは意外でした。 アクションで魅せる訳でもありません、CGもあんまりありません。派手じゃないんですよね、全然。タイムトラベル系の映画は、未来は変えられるのか?みたいなところをハラハラアクションと共に演出するようなものを私は想像しがちなのですが、良い意味で裏切られましたね。叙情的なシーンが続いて、息もつかせない展開じゃないもんですから、もう読めない読めない。そのくせ不思議なシーンも多いもんですから尚更です。 めちゃくちゃ意外な結末ではないですが、「ああ、なるほど」と思える良い終わり方をしてくれたように思います。バーンドカーン、そしてハッピーエンドを期待している方にはお勧めできませんが、異質な映画を観たいなら割と良いかと思います。 そういえばブルースって12モンキーズにも出てましたね。あれもタイムトラベル物でおもしろかった。 皆さんはどう思われましたか? コメントをいただけたら嬉しいです。
自分自身との戦い
未来から送られてくる標的を始末する処刑人“ルーパー”。 腕利きのルーパー、ジョーの前に今日も一人の男が送られてくるが、その男は30年後の自分。ある目的の為に過去にやって来た。 一瞬の不意を突かれ始末し損ねたジョーは組織から狙われるハメに。 現在と未来、自分と自分の戦いの行方は…!? スタイリッシュ&クールなSFアクションの快作! タイムトラベルと言うと、未来に行くか過去に戻るかがパターンだが、現在の自分と未来の自分が戦うという奇抜な設定が面白い。 練られたストーリーにグイグイ引き込まれる。 現在と未来のジョーを、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスがそれぞれ熱演。 特にブルースになりきったジョゼフが素晴らしい。ブルース、こういう話し方やちょっとした仕草、するする!(笑) 物語に大きく関わってくる坊や、シド君の達者な演技に舌を巻く。 とにかくこの映画、語り出すとネタバレになってしまう恐れがあるので深くは語れない。 でも一つ言えるとすれば、本当の意味で“自分自身との戦い”。 少し物語の核心に触れるが… 現在のジョーは、30年後の自分とは言え標的を仕留め損ねた→その為、組織に自分が消される→なので、30年後の自分が何を言おうとも何が何でも始末したい…。 30年後のジョーは、自分を救ってくれた愛する妻がいたが、殺された→その元凶は“レインメーカー”と呼ばれる謎の独裁者→運命を変える為、妻を救う為、今の内にレインメーカーを始末したい…。 それぞれの言い分には一理あるが、自己欲が強い印象も受けた。 そしてその自己欲が、未来に多大な影響を及ぼす事になるとしたら…? 自分の為か、運命の為か、未来の為か。 自分vs自分、それは即ち、究極の判断と選択、ループからの脱出。 知的で刺激に満ちたテーマを興奮というアクションで包んだ見事なエンターテイメント! ドンパチドンパチただ派手なだけじゃないこういうアクションを見たかった!と思わせてくれる。 面白かった!
まとめ無し、次作あり?
ブルース老けましたね。
しかしその割に頑張って楽しませてくれました。
ストーリーは斬新なところもあるのですがまとまってない感じ。
これは次回作に期待しろってことか?
次作はブルースなしだろうし、主役のオーメン小僧がどうなっていく?
このオーメン小僧だけで映画が出来るのか?
期待を持たせるよりもうちょっとすっきり終わって欲しかった。
まぁそれなりに楽しめました。
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