「ほぼ備忘録」ホビット 決戦のゆくえ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼ備忘録
湖の町は火竜スマウグによって火の海と化し、バルドが息子の肩を使い矢を放ち、なんとか撃退するものの、復興は困難極まるほど破壊された。統領も金銀財宝を持って逃げるも死んでしまい、副統領だったアルフリド(ライアン・ゲイジ)が町の実権を握ろうとする。しかし、バルドが英雄として讃えられ、残された町民たちは彼についてゆく。避難所を求める民たちに囲まれ、ドワーフのキーリはタウリエルに愛の告白を・・・
はなれ山のふもとで復興を開始するも、スマウグが残していった財宝の分配を拒否するトーリン。金の呪いにかかったの如く、独占欲と猜疑心にあふれる王となってしまったのだ。エルフたちも財宝を要求し、戦争をも辞さない構えだが、人間たちはあくまでも平和的に話し合いで解決することを望む。ビルボは隠していたアーケン石をエルフ、人間たちに渡し、交渉のアイテムとして差し出したのだ。そうした中、トーリンのいとこである、くろがね山のダイン(ビリー・コノリー)が援軍にかけつけ、エルフたちとの戦闘になる。
オーク軍が背後から襲い掛かり、ドワーフ軍、エルフ軍、人間たちとの戦いに。トーリンは呪いから解け、オークのボスであるアゾクが北の山高くにいるのを見つけ奇襲をかける。しかし、それもオークの罠だった。トーリン、キーリたちは激しい戦闘の末、キーリは殺され、トーリンもアゾクとの相討ち。ようやく戦争にも終止符が打たれたのだった・・・
山の上での戦いがメインとなったため、エルフ対ドワーフの戦闘が中途半端になってる。まぁ、トーリンの死後は平和的に解決したのだろうけど、後日談もなんだか締まらない。年老いたビルボのもとにガンダルフが訪れるシーンは『ロード・オブ・ザ・リング』の始まりを感じて、またワクワクさせるものの・・・