ホビット 決戦のゆくえのレビュー・感想・評価
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極上エンタメ冒険譚完結!
久しぶりにゆっくり観ました。楽しかったです♪しかし、目的だった龍退治が突然現れる英雄バードによって果たされるところは、なんとも著者の世界観が面白い。
小説でも、それをビルボ見ていないはずだが、詳細に語られる点は、散文叙事詩の特徴も感じたりもする。
この辺りは、映像の方がより楽しめるのかもしれない。そして、タウリエルとキーリの関係も原作には無い点、ここもエンタメとしては、ロマンスがある方が華やかさと哀愁が出て、良い効果をあげていました。とても切ない仕上げ。
反英雄的なビルボが旅に出て、大切なものを見つけて帰路につく姿は人生そのものだと思いました。
流されて、冒険に出るのも悪く無い!
ドワーフが主役だから
ドラゴンをやっつけて、いよいよ最終決戦となる。
エルフ、ドワーフ、人間、ホビット、魔法使いがサウロンが放ったオークの大軍団に立ち向かう。
この戦いのシーンはよく出来ていて、最終作にふさわしいものだ。
アマゾンプライムの「ロード・オブ・ザ・リング」は更に以前の話だが、長生き種族が楽しめる。
ビルボの物語の終わりは切なかった。 そしてホビットのラストからロー...
ビルボの物語の終わりは切なかった。
そしてホビットのラストからロード・オブ・ザ・リングへとつながる。
戦いのシーンは迫力があって良かったし、それぞれの友情や愛情はぐっとくるものがありました。
思いがけない冒険<竜に奪われた王国<決戦のゆくえ。どんどん面白くなった!!
いやー、長々観たかいがある。観ごたえ充分だった。
このシリーズは観れば観る程面白くなっていった!!
兎に角キャスティングが良かった。エルロンド卿、ガラドリエル、ガンダルフ、スランドゥイル、バルド、レゴラスそしてビルボとドワーフ達…。ニュージーランドの自然とマッチして世界感にどっぷりはまれた。ドラゴンとサウロンがカンバーバッチだったのは吹いた。そこに使う!?
今回はほぼ戦闘シーンだったがそれでもトーリンの心の動きやエルフの王スランドゥイルが冷血な理由、ビルボのどんな時も変わらぬ素朴な心など良かった。
すさんだ展開の後に緑豊かなホビット庄と音楽が心にしみた…。
それにしてもロード・オブ・ザ・リングの60年前の話という事だったけど、前シリーズ時のアラゴルンって何歳の設定なん!?
あと邦題のタイトルなんとかならんかったんかね。イマイチ過ぎじゃわ。
3部とも長かった。。
3はほぼ戦い。王のご乱心によって展開していく。
これだけ観たらバランス悪いけど、1、2と順番で観てればいよいよ決着という盛り上がるパート。
だから、壮大な戦争を眺めて楽しむという内容。
終盤はそれぞれキャラの一騎打ちのような見せ場がある。やっぱりオーランドブルーム推しがすごい。決着ついてからの帰郷シーンはなんかこっちも、ああ、久々だなあ、とのどかな村観て思う。ほんと3部とも長かった。。
ロードオブザリングも見るしか
面白い3部作だった。
どんどん面白くなって行って今作が一番テンション上がった
。
ただドラゴンは喋らない方が威厳があると言うか、
強そうに見えるなと思いました。
ロードオブザリングを観た時は世界観について行けなかった
記憶があるけど、
これでホビット、ドワーフ、エルフ、オークの立ち位置と
歴史が分かったので、
このままロードオブザリング観るしかないなと思いました。
最後にゴラム絡んで来るかなと思ったけど、
それはロードオブザリングで。
トーリンが正気を取り戻すところとか、
もう少し人が絡んでいて欲しかったり、
オークのボスとの闘いはもっと何か熱く盛り上げれたんじゃ
ないかと思ったりしたけど、
収まるところに収まって良いシリーズだったと思いました。
前奇譚なのにLOTRに負けず劣らず
再試観。改めて観ると、「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」共々、
シリーズ作品にしては本当に珍しく良く出来た秀逸な作品だと思う。
原作×美術×監督×俳優の其々の良さが奇跡的にマッチングした映画。
最後に善悪の選択を1滴垂らす。本来は児童書だという物語の本質を噛みしめる。
児童書とは人生の指南書なのかと思う。
円盤の映像特典はロケーション内容だが、これは観ないと大損。
ニュージーランドでの撮影場所の風景や建物のことが語られているが、CG要らず(比較画面が出るが、さほど変わらない)の壮大で美麗な景色。
今の往来不可の情勢を考えるとなんとも言えない気持ちになる。
あー楽しい時間が終わってしまう。
冒険が終わったと思ったら、不穏な空気が…大迫力の戦いが待ってましたー
こんな終わりだなんて、幸せな結末を待ってたのに、悲しい…けどちょっと平和が訪れています。ここから、ロードオブザリングにつながるのね…
まじで壮大や。
長きに渡る旅の終わり
2014年12月13劇場鑑賞
ピーター・ジャクソン監督作品「ホビット 決戦のゆくえ」を観てきました。
2001公開の「LOTR」から始まって13年、ついに中つ国の物語が完結します。
この作品2Dと3Dの他、IMAX 3DとHFR 3Dまで4種類のフォーマットがあります。
IMAXは以前一度観た事があるような無いような感じでしたが、HFRは未だ未体験だったんですね。
今回はHFRのような高フォーマットを体験するにあたりこんなに適した作品はないと思い、少し奮発してIMAX・HFRという3Dを観るにあたってこれ以上無い環境で観てきました。
そしてこれが本当に凄かった。
一作目「ホビット」を3Dで観たのですが、それとはまるで比べ物にならないのです。
とにかく映像が美しい。
元々「LOTR」「ホビット」とシリーズを通して画面の作り込みが素晴らしく、その画面に酔いしれていたものです。
ですが今まで観ていた景色、その美しさは実は半分位しか見れていなかったようにさえ感じました。
まさしく映像が生まれ変わったかのよう。
スクリーンから靄が晴れたかのような締まった映像。
3Dでありがちな暗さもなく、小石の一粒まで見えるかのようにクリアなのです。
いくら通常のフレーム数の倍だといっても(通常の一秒24フレームに対して48フレームで構成)ここまでとは思いませんでした。
チラつきもなく映像の奥行きも素晴らしく、肉眼で見ている状態に限りなく近いのではないでしょうか。
素直に「こんな凄い映像をみれるような時代になっていたのか…」と、HFRの実力に只々驚くばかりでした。
さらにIMAXでのサラウンド効果も相まって、一つのアトラクションのような感動さえあります。
大袈裟でなく、本当に凄かったですね。
さて物語の話に移り今回はシリーズの最後、今作の見所はサブタイトルにあるように何より戦いでしょう。
後半の合戦などは圧巻で、力の入れ方がとんでもないです。
ここまで丁寧に作り込まれた映像は他に思い浮かび上がりません。
最終章といったこともあり、冒険の側面はあまりありませんでしたがそれでも胸躍ります。
また今作も竜の病にみられるように、欲にかられた心の弱さをきちんと描いています。
この呪いの輪廻、実はシリーズを通したテーマだったのかもしれませんね。
前日譚といったこともあり物語自体は指輪の方が厚みがある印象がありますが、それでもなかなかのボリュームでした。
何だか長い間一緒に旅をしていたような感覚もあり、今回の物語の終わりには少し寂しささえもあるんですね。
いつかまた、何かの機会にこの世界の景色を観られたらなんて思ってしまいました。
長きに渡る旅の終わり、是非自身の目で見届けてください。
3Dで観るべき作品
ホビット3部作の完結編。
ロード・オブ・ザ・リングの世界観が好きな人なら楽しめる作品。ただ、これは映画館で3Dで観たら、って条件付き。あまりお家でDVDとかで観ようとは思わない。
3Dで観るとドラゴンとかリアルで格好良いけど、おそらくこれ2Dで観たら魅力半減する・・まして、お家の小さなテレビでは・・。そういう「体験」を映画館でするため作品、って気がします。
ストーリーは割と単純なので、凝ったストーリーが好きな人には向かないかな。細部の造り込みや表現を楽しめる人にはオススメできますかね。
今までの冒険への愛しさが込み上げてくる…余韻……
ほのぼの冒険から打って変わって
涙無くしては観られない3作目。
実はホビットシリーズを知ったのは本作の試写会からなのです。
再度、鑑賞し、やはり泣いてしまいました。
ビルボ達と共に戦ったように錯覚。
素晴らしい作品でした。
やはり前章を後にもってきたのが無理だったかな。 ラストがいまいちで...
やはり前章を後にもってきたのが無理だったかな。
ラストがいまいちでしたが、活字のイメージがそのまま生かされている点が見事!
しかし、トーリン役のリチャード・アーミティッジさんね、ずっとトーリンのままでいてほしいなぁ。
鑑賞日:2014.12.14
ほぼ備忘録
湖の町は火竜スマウグによって火の海と化し、バルドが息子の肩を使い矢を放ち、なんとか撃退するものの、復興は困難極まるほど破壊された。統領も金銀財宝を持って逃げるも死んでしまい、副統領だったアルフリド(ライアン・ゲイジ)が町の実権を握ろうとする。しかし、バルドが英雄として讃えられ、残された町民たちは彼についてゆく。避難所を求める民たちに囲まれ、ドワーフのキーリはタウリエルに愛の告白を・・・
はなれ山のふもとで復興を開始するも、スマウグが残していった財宝の分配を拒否するトーリン。金の呪いにかかったの如く、独占欲と猜疑心にあふれる王となってしまったのだ。エルフたちも財宝を要求し、戦争をも辞さない構えだが、人間たちはあくまでも平和的に話し合いで解決することを望む。ビルボは隠していたアーケン石をエルフ、人間たちに渡し、交渉のアイテムとして差し出したのだ。そうした中、トーリンのいとこである、くろがね山のダイン(ビリー・コノリー)が援軍にかけつけ、エルフたちとの戦闘になる。
オーク軍が背後から襲い掛かり、ドワーフ軍、エルフ軍、人間たちとの戦いに。トーリンは呪いから解け、オークのボスであるアゾクが北の山高くにいるのを見つけ奇襲をかける。しかし、それもオークの罠だった。トーリン、キーリたちは激しい戦闘の末、キーリは殺され、トーリンもアゾクとの相討ち。ようやく戦争にも終止符が打たれたのだった・・・
山の上での戦いがメインとなったため、エルフ対ドワーフの戦闘が中途半端になってる。まぁ、トーリンの死後は平和的に解決したのだろうけど、後日談もなんだか締まらない。年老いたビルボのもとにガンダルフが訪れるシーンは『ロード・オブ・ザ・リング』の始まりを感じて、またワクワクさせるものの・・・
トーリン王よ、永遠に
『ロード・オブ・ザ・リング』の前哨戦としての『ホビット』3部作シリーズの完結編。これを観ることで、ビルボ・バギンズが偏屈爺さんとなって『ロード・オブ・ザ・リング』の最初に登場するシーンに繋がり、その舞台設定や人物関係、中つ国の中での国同士の関係性も明らかになる。
『ロード・オブ・ザ・リング』を最初に鑑賞した時、正直、人物や国の数が複雑で、それぞれの関係性を理解するのに、なかなか難しかった。この3部作を観て、エルフとドアーフが犬猿の仲であること、サルマンは最初は味方だったこと、サウロンのあの炎の目が意味するモノ等も納得できた。改めて、『ロード・オブ・ザ・リング』の3部作も観たいと思う。
2作目で、ビルボ達一行は、ドアーフの国に住み着いていた邪悪なドラゴンを出し抜き、国から追い払うことに成功。しかし、その代償として、ドラゴンは湖の街を火炎で襲い始める。そこに立ち上がったのが、前作からドアーフの一行に協力していたバルド。ドラゴンを強力な矢の一撃で倒し、湖の民を率いて、新たな住みかとして、ドアーフの国へと救いを求める。
しかし、ドラゴンから国を取り戻したドアーフの王トーリンは、地下の莫大な財宝に目が眩み、友や仲間、名誉も捨て、財宝を守ることに執着し、バルドの要求を跳ね返す。そこに、森のエルフの大群が、自分たちの財宝を取り返そうと現れたり、サウロンは、アゾグが率いるオークの大群を差し向けたりと、ドアーフ・エルフ・オークの三つ巴の激しい闘いが始まる。その闘いのキーマンとなるのが、指輪を手にしたビルボだった。
映像は、これまでの2部作以上に、壮大なスケールで描かれており、最後の30分以上に渡る戦闘シーンの迫力は、圧巻❣ しかし、劣勢だったドアーフ軍が、トーリンを中心とした十数人が加勢しただけで、一気に戦況が逆転するのは、ちょっとご都合主義の展開だった。
それにしても、このシリーズの世界観を創り上げる映像技術と製作財力、豪華なキャストは、日本映画が、いくら頑張っても超えることのできない高い壁を感じる。
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