劇場公開日 2013年5月11日

「笑えてジーンときて、登場人物それぞれに共感しました!」県庁おもてなし課 Tomtomさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0笑えてジーンときて、登場人物それぞれに共感しました!

2013年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

萌える

有川浩さんの作品好きです。映画県庁おもてなし課も楽しみにしていました。
制作側の方々も先に触れていたように、大事件は起こらないけれど、人間と景色でこれだけ楽しめて、ほんわかしたことは相当の収穫でしたし、いい休日になりました。
なにより掛水くんがかわいらしい!あれには吃驚しました! あんなに自然に天然をだすなんて。そう簡単にお芝居であんな風になれるものなのか 不思議ですね。ナチュラルな会話といい、演説場面といい、錦戸くんさすがでした! 堀北真希さんは衝撃的に顔が小さいながら、表情は頑張る多紀ちゃんのキビっとと、本来の女の子らしさが出てしまう場面の使いわけが伝わりました。可愛くてDVDでも癒されそうです。
船越さんはもちろん終始すてきで、清遠さんの重みがあるのに親しみ易い温かな人格が乗り移ってるようですし、甲本さんも本当にすばらしい役者さんでお芝居に惹かれました。高良さん関さんは思いあってるもどかしさが伝わりかわいさがでてました。

他でのレビューで、県庁職員の仕事が進んでないという感想をみかけました。観光プロジェクトの進みは遅いけれど、確実に動きだした職員と、その一歩にヒントをくれた吉門、温かく導いた清遠、おもてなしの根本をみせてくれた佐和、行く先々の人との関わり合いと成長の物語でしょうから、原作はもちろん、映画も派手な大団円がなくて良いのでは?と感じました。
何から始めてよいか分からず、他県の二番煎じとちんまりした思いつきだけだったのが、彼らと出会ったことで、民間とのズレや自分たちの足を使うことを学んで、高知を知り、良さを最大限に伝えられるおもてなしをしようとする までに成長していたし、それが映像にもおさまったいたのだから、原作の趣旨は伝わりました。
プロジェクトをデカく動かせてナンボの話でないし、あれで良いのだと思います。
たしかに、もう少し長ければ!と感じた箇所はあるのですが、省かれた惜しい部分などを考えても、船越さんの仰るような いいね、のプラスが沢山の映画でした。
あとは錦戸くんの笑顔は女性の方必見ですよ! 色んな人がざわめいてました。ということで、星五つです!

Tomtom