あの娘が海辺で踊ってるのレビュー・感想・評価
全1件を表示
カスタマイズしてくれ。
2015年3月。山戸監督出生の地・刈谷で特集上映と聞き、東京から深夜バスで観に行きました。2012年からこれで4年間追い続けています。この作品だけは、一年に一度は観ておきたい、と強く思っていて。
そして、実際に毎年スクリーンに向かわせる、魂を揺さぶる稀有な作品です。
処女作であり、カットの荒さ、音の拙さ、脚本のアラ、気になるトコロは沢山あります。
でも、そんなことを吹っ飛ばしてしまう、パンチ力のある言葉の選択、紡ぎ出す言葉だけでは足らない・届かない、それでも伝えたい、人間の奥底の更に底にあるものを捉えんともがく、等身大の監督の心の深淵が吐露されていると思います。
既に両手では足らなくなる位鑑賞したはずなのに、何故人を、私を、こうも惹きつけて止まないのだろう。
答えのない答えを求めて、またスクリーンと対峙することになるのでしょう。
コメントする (0件)
共感した! (1件)
全1件を表示