「キャリー・ホワイトとキャリー・レッド」キャリー シュナイダーさんの映画レビュー(感想・評価)
キャリー・ホワイトとキャリー・レッド
オリジナル版は見てなかったので何の先入観もなく見れたのが良かったのか、私はリメイク版でも十分楽しむことが出来ました。
何やら世間では主演のクロエが可愛過ぎたが故に低評価となってしまったようですが、クロエが主演じゃなければおそらく私なんかは見に行ってないし、そもそも日本で公開されたかどうかも微妙だったと思うのですが・・・。
ホラー的陰湿度はほどほどでしたし、それなりに行動力もあって可愛らしい主人公だったことから、アイドルホラーと言われれば確かにそうなのかもしれませんが、現代のいじめ問題をあぶり出しつつ、ある種爽快な逆転劇を描く辺りはちょっと毛色の違った青春映画そのもので、私はそんな青春映画のようなテイストだったからこそ、むしろ物語に入り込み易くて好ポイントでしたけどねぇ。
まあオリジナル版と違って傑作と言われるような類の作品では無かったかもしれませんが、私的には見応え十分、そしてクロエの魅力も再認識出来た作品となりました!
クロエ・グレース・モレッツ(キャリー)・・・嵌り役では無かったかもしれませんが、可愛過ぎるムッチリボディーのいじめられっ子なんて、ある意味新鮮じゃないですか?
ちなみに個人的には、前半のダサダサ衣装のクロエが一番可愛く見えました・・・。
ジュリアン・ムーア(キャリーの母)・・・こ、怖かった(笑)
とにかくキチガイと言っても過言ではないほど狂気に満ちたキャリーママでしたが、まあ世の中にはこう言った間違った方法で我が子を溺愛してしまう母親もいたりするものなんでしょうね・・・。
ガブリエラ・ワイルド(スー)・・・キャリーに対する懺悔の方法、どう考えても間違いでしょうよ。
まあそれはさて置き、とにかく異常なまでに美しかったなぁ・・・。
見ている時は気付かなかったですが、「三銃士」の美人さんだったのですね。
アンセル・エルゴート(トミー)・・・学校一のイケメン?そんなにイケメンとは思えなかったのですが。
いくら彼女に頼まれたとは言え、その行動・・・どうなんでしょうか・・・。
ポーシャ・ダブルデイ(クリス)・・・人間としてあまりにもクズ過ぎるキャラでしたね。
おかげで映画的には盛り上がった訳ですが、でも酷い、酷すぎる・・・とんでもない悪女でした。
アレックス・ラッセル(ビリー)・・・クリスよりは小物然としていましたが、こいつもなかなかのワルでしたね。
最初クリス・エヴァンスかと思ってしまいました・・・。
ジュディ・グリア(デジャルダン先生)・・・キャリーを物凄く気にかけてくれた優しい先生だった反面、ほぼ体罰とも言える行き過ぎた指導の方もちょっと印象に残ってしまいました。
それにしてもこの女優さん、結構前から名脇役として目立たない程度に活躍してますよね・・・しかも地味に美人です。
バリー・シャバカ・・ヘンリー(校長)・・・優柔不断な校長っぷりが何気にツボでした。
こんな校長だからこんな高校になってしまったのでしょうね・・・。
まあ何かと酷評も多い作品ですけど、ホラーが苦手でもクロエが見たい方や、青春映画テイストの作風が好きな方には、十分オススメ出来る作品だったと思いましたよ。
皆が皆本格ホラーを見たい訳ではないですからね・・・。