「TV地上波⇒再見(AmazonPrime):2025年10月18日★4変わらず」許されざる者 mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
TV地上波⇒再見(AmazonPrime):2025年10月18日★4変わらず
1992年のクリンスント・イーストウッド監督の西部劇、同名作品リメイク。十分よく出来た良作との評。
【再見後評】
🎦国宝を見て以来この監督の作品を体系的に見直してみようと言う考えの素、🎦国宝を含めて、この作品で7作目になるがこの監督とても俳優陣を大事にする作家だなぁと感じた。各々の俳優人たちの個性と特性を十分踏まえてキャスティングされている。しかも物語の描き方は極めてオーソドックスでしっかりしている。ただしこの監督、自分の作風を深めると言うより毎回チャレンジが見受けられる。黒澤が作った🎦用心棒がジョン・フォードの🎦荒野の決闘などの影響下で生まれた傑作であるが、それはセルジオ・レオーネに影響を与え🎦荒野の用心棒を、そこに主演をしていたクリント・イーストウッドが作った🎦許されざる者をこの李監督が『模写』した作品が本作と言える。それゆえ消化不良な点はたくさんあるが、逆に言うとそれは最初から『模写』を意図していたからである。ではプロとして『模写』を作品として世に出してよいのかという議論は付いて回る。付いて回りはするが、この作品を『模写』と作者が、作り手が表明しているわけではない。しかしこれは明らかにもっと先に進むための『模写』だと僕は思う。作者は、監督はそれに気付いているのかいないのか・・しかしの作品の前と後では作り手も観客もこの先に見えて来る世界が別物である。
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