劇場公開日 2013年2月23日

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遺体 明日への十日間のレビュー・感想・評価

全25件中、21~25件目を表示

5.0この内容を映像化した努力に感動

2013年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

「遺体」に尊厳をもって対する人たちの姿。遺体も大事な命の姿であること、生きている遺族への励ましとなることなど、あらためて感じることが出来た。

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おが

4.0震災の新たな一面を見られた。

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

被災地において遺体安置所が開設されることは
知っていた。しかし、多くが報道されないことなどから
その実態はほぼ知らなかった。

この映画を観て、少なからず遺体安置所の実態を
知ることができ、震災(災害)による死をより深く
考えさせられるきっかけになった。

岩手県釜石市の一つの遺体安置所を舞台としていたが
この映画のような状況が被災地各地で起きていたと
思うと非常につらい思いを感じる。
一人ひとりの命にそれぞれの人生があり
数百人、数千人という数では語れないことを強く印象づけた。

いっぽう
映画の構成として、若干淡々とした感じがあり
物語性はほとんどありません。
働く人の心の変化は少しありますが、
内容の薄いドキュメンタリーのような感じです。

あと、個人的な体感ですが。
カメラワークで特殊な感じがあり
座席の位置も悪かったのですが
若干気持ちが悪くなりました。
(前列はおすすめしません。いつもより後ろをおすすめします。)

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ぽ

4.0ほとけさま

2013年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

つらく、悲しい作品でした。

心に 深く響きます。

画面に映し出されるのは、ほぼずっと、ご遺体の映像。。

そのご遺体に、優しく、優しく接する西田さん。

震災が、どれほどのものを 奪ったか、

そして、どれほどのものを

また 人間が 与えられるのか。

そんなことを、考えました。

ひとつ確かなのは、「フジ的な作品」ではないということです。

真正面から、震災を見つめた作品に、

是非 足を運んで いただきたい、と思います m--m

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まごちゃん

5.0他の映画とはちがう映画

2013年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

君塚監督、フジテレビ制作とくれば、いつもなら、しつこいほどのテレビCMと特番の嵐。
でも、この映画は違う。いつのまにか、封切を迎えた。
興業的には、非常に不利なスタートではないか。
おそらく、テレビで放映されることもないだろう。(出来ないだろう)
体育館に横たわる数十の遺体は、御茶の間にはあまりにショッキングで、扱うテーマとしても、軽々しく「見てね!」といえるものではない。
そんな映画を、あえて、作ることができたのは、大ヒットを連発してきた、君塚監督やフジテレビだからこそなのかもしれない。
収益は、被災者に寄付すると宣言していることからも、この映画が、稼ぐためのものではないことは明らかだ。
その目的は、報道が一切取り上げられなかった、壮絶な事実を、ありのまま残すということだけ。
死者行方不明2万人弱という数字と、テレビで流される報道映像の間に、何か大きな隙間があるような気持ちがしていたが、この映画を見て、それが何かがわかった気がした。
無邪気に「がんばれ!」という言葉を被災者に掛ける前に、この事実を知った上で、少しでも、被災者の心に近づくべきだと思った。
勇気をもって、この映画にたずさわった全ての人に、拍手を送りたい。

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ジョルジオ

4.5悲しみは終わらないのか

2013年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

試写会にて

震災の時は、避難所の事は、ニュースでも解っていましたが、
遺体安置所に関しては、この作品を観るまで、
正直忘れていた、というか意識がありませんでした。

西田さんに関しては、当初「笑わす」存在かと思ってましたが、
どんどん西田さんの役柄に惹かれていきました。
身元を特定する為に、検視する医師(佐藤・柳葉)たちの、
次々と、知り合いや自身の患者を診る事の辛さ、
ご遺体と向き合う家族、そして捜索をする人々。
志田未来が小さな子供の遺体が運ばれた時の叫びや
子供を助けられなかった母親、死んだ母に化粧をする娘
そして、和尚(国村さん)のお経を唱えるシーンと、
嗚咽が止まりませんでした。

なんだか、少しづつ忘れていきそうで、
この作品を観て、改めて忘れてはいけない現実だった事、
確実に戦っている人がいるという事を、認識しました。

本当に本当に、出演されたみなさん、本当によかったです。

「早く前を見て歩き出して」
という事は簡単で無責任かもしれませんが、
未だに復興も進んでいない状況や、
終わらない苦しみに苛まされている方々の事を、
少しでも理解出来れば、と思います。

ぜひ、ご鑑賞下さい。

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とく