図書館戦争のレビュー・感想・評価
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kossyのレビューも有害かもしれない
「たかが戦争ごっこだろ」という一般市民の声がずっと焼き付いてしまう。そのくらい、良化隊と図書隊との対立の意味が薄れていて、想像世界にリアリティを持たせようと頑張っているのが可哀そうに思えてくる。その原因となるのがストーリー前半のエピソードで殺人犯が有害図書を読んでいたという事件。毒物や殺人に関する本を守るために図書隊が活躍するなんてバカバカしすぎる(笑)。この脚本家(野木亜紀子)はもしかして勘違いしてるのか?“表現の自由”をポルノや公序良俗を侵すことだけだと思ってるんじゃないかと心配になってくるほどだ・・・まぁ、絵本も焚書対象だったけど。
「本を焼く行為はいずれ人を焼く」という、立派な言葉があるのに、結局は殺し合いや戦争といったものはOKなのかという疑問にも答えていない。葬儀での石坂浩二の台詞はかっこよかったんだけどね・・・歴史、真実を抹消させるわけにはいかない。
この映画のコンセプトは何だろうか?と考えると、人気俳優二人を配して、恋愛モノと単なるミリタリー・アクションを作りたかっただけ。アニメ版のほうが盛り上がりの部分に昂揚させられるだけマシだと思う。
【2013年6月映画館にて】
よく出来ています
機動隊vs自衛隊のように描かれ 自衛隊は自由を守るため戦っている ...
本じゃなくてスマホ
続編を観てから今作を観ましたが、続編では検閲の描写が殆ど無かったので導入部のVTRが分かり易くて良かったです。しかし今や大学生の半数はスマホに時間を割き全く本を読まないという記事(17/2/24朝日)が先日あったので、年号「正化」というパラレルワールドを描く話であったとしても、本が無くなっても別に困らないとあまり共感を得られない題材であるとは思います。20年前ならこの内容で良かったと思います。「世にも奇妙な物語」に合うストーリーだと思いますが、長編でやるにはちょっときついと思います。今だったらスマホを次々に取り上げられてバラバラにされるが団結して抵抗するという事になるのでしょうが、大手キャリアの力が強すぎてそのような映画は作られないでしょう。設定の描写がちょこちょこあり、続編よりは良かったと思います。いわゆるテロ対策は共謀罪やジェイドヘルムに代表されるように、実際は市民を支配するために行いますが、本作の「人殺しを増やさないために殺し続ける」というのは典型的な支配者のロジックでとても現実的でした。相変わらず邦画にして銃撃シーンが無駄に凝っているので、このストーリーは無しで岡田小隊が戦地で橋頭堡を確保する為に奮闘するような戦争ものの方が良かったです。
意味分からないと言ってる馬鹿に一言
世界観についていけない
総合:55点 ( ストーリー:30点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
自衛隊を意識したような組織が出てくるが、どうにもその世界観や設定に無理やり感がありすぎてついていけない。恐らくは自衛隊が協力したと思われる一部の戦闘場面がやけに質が高くて良く出来ている反面、安いテレビドラマの青春劇のような話も盛り込まれていて、何が描きたいのかよくわからない。
50点
思ったより良かった!
メディア良化法って怖いなぁ。
久しぶりにキュンキュンしました!
20151017 再視聴しても面白い!
初回は映画館。今回はTVで2回目。かなり編集箇所があったようで、小牧さん活躍がちょっと少なかった気がします…。でも、それでも面白かった。リアルに本が検閲されるなんて世界にならないようにと、願うばかりです…。
どうしてハマるのか
映画第1作を映画館ではじめて観た時は、まだ原作未読でした。
「図書館戦争」というタイトルからは面白いの?どんな話なの?という疑問から始まりましたが、
本好き、図書館好きな私にとって、物語が始まって理解し、共感するのに時間はかかりませんでした。
本がいっぱい詰まった綺麗な図書館が画面いっぱいに映るだけでワクワクする。
かっこいい制服を着た美男美女が動いているだけで憧れる。
郁が図書隊を目指すきっかけとなる「王子様」とのはじめの出会い方が素敵すぎる。
鬼教官、と言いながらはじめっから最後まで郁のことをずーーっと見守る堂上教官に愛を感じる。
心に残る素敵な台詞と、その言い回し、アングル、音楽のかかり方、全てが詰まった何度でも観たくなる素敵なシーンがいくつもある。
特に、オープニングとエンディング、小田原攻防戦で堂上が再び戦いに向かう時にかかるメインテーマのタイミングは完璧です!
郁を助けに行く堂上とのシーンも、女の子の憧れが詰まっています。
男性の方が見ても、戦闘シーンやアクションシーンは面白い!と思うのではないでしょうか?
岡田さんが演じられたSPとはまた違ったリアルな格好良さが詰まってました。
、、、と
好きなところがいっぱい詰まった映画です。
はじめて映画館で観た後、原作をすべて読みました。
原作への愛が感じられました。
こんなにも原作の意図や、伝えたいことを上手く表現出来るのだと思いました。
より理解が深まったあとで何回も見直したくなる映画です。
続編ドラマや、続編映画への繋がりや伏線、対比やフリも散りばめられています。
この映画第1作「図書隊戦争」は図書隊戦争シリーズの世界観を凝縮している映画だと思います。
原作ではもっともっと深いメッセージが沢山つまっています。
戦う世界になってしまったきっかけや、
同じ国のなかで、同じ平和を目指してどうして戦わなければいけないのか、細かく描かれています。
そういう背景を理解してこの作品にどっぷりハマればより楽しめると思います。
その入り口が映画であったことに、感謝します。
(原作を先に読んでいたら、少し難しくて理解できなかったかも。)
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