藁の楯 わらのたてのレビュー・感想・評価
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題材は悪くないと思うけどどこかダサい
自分は、勧善懲悪であるべき、とか
スカッとしたい、とか
ハッピーエンドを求めて観てるわけじゃないから、
あらすじについてはそんなに悪くない気がする。
守るだけの価値があるのか、正義とはなんなのか、意義が無意味になる非情さ。
悪くないよ。
でもなあ~。
演出だろうか、ダサい。
正義感とか言葉で熱く語らないで行動で示してほしい。
裏切り者は誰なのかって、もっと面白く突き止めてほしい。
ドラマティックに盛り上げたがりな曲の入りもいまひとつ。
説教とか要らん・・・。
作りようによっては、もっと面白くかっこよくなった気がするだけに惜しい。
アクションもそんなに宣伝するほどでもない。
テンポが悪くて。
クズを命を懸けて守れるか
設定の面白さと藤原竜也の演技の素晴らしさ。
少女を殺したクズを命を懸けて守る価値があるのか、そして生かしておいたことでまた罪を重ねて後悔するのではないか。そして、清丸の挑発や彼のために失われていく命を前に、クズに妻を殺された銘苅とシングルマザーの白岩という、殺意があってもおかしくない2人の葛藤がよく描かれている。
舞台設定が秀逸
犯人を守る。ただし相手は誰かわからないというアイデアは面白い。序盤のストーリーをぐいぐい引っ張る。
ただ電車までがピークで、後半のまとめ方が失敗している。藤原竜也の感情の変化もわかりにくいので、感情移入しにくい。
ヘリで運べば良いじゃん
途中までしか見てないけど、何で飛行機使おうとしたり、車や新幹線(笑)使うの?
最初からヘリ使えば良いじゃん。燃料なくなったら代わりのヘリ用意してさ。
計画考えたやつ無能すぎだろと思いました。
んーでも安易すぎるとつまらないか、困難あった方コメディとして成立するもんね。
こってこての親子ドラマ
強引な設定ながら映画なのでこの設定でいいんじゃないかと思う。中盤ぐらいまではアクション映画としてよくできていて面白かった。途中から親子ドラマが随所に顔を出してきてこってこての親子ドラマ映画になってしまった。原作がそうなのかそれとも映画会社がそのように要請してるのか知らないが親子ドラマばっか見させられるんなら日本映画は二度と見たくないという気分にさせられた。松嶋菜々子はインパクトがあって素晴らしい女優だと思った。
三池崇史版『ダークナイト』。 わざと無能なSPを警護につけた説。
10億円という懸賞金がかけられ、日本国中から命を狙われる少女暴行殺人犯、清丸国秀の移送・護衛を任せられた警察官5人の奮闘と、その裏に蠢く陰謀が描かれるクライム・サスペンス。
監督は『クローズZERO』シリーズや『悪の教典』の三池崇史。
主人公であるSP、銘苅一基を演じるのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『おおかみこどもの雨と雪』の大沢たかお。
殺人犯、清丸国秀を演じるのは『DEATH NOTE』シリーズや『借りぐらしのアリエッティ』の藤原竜也。
まず、こういった派手なサスペンス・アクションを作ろうとした心意気に花丸!💮
まぁ正直かなり問題のある映画だとは思うけど、予算や撮影場所の限られる日本映画界にしてはすごく頑張っていると思うし、こういう映画を徹底的に否定していたらますます邦画がつまらなくなると思うので、個人的には褒め倒したい作品です。
本作の悪役である清丸国秀。
コイツがもう救いようのない人間のクズ!
『カイジ』とかそういうレベルではない、邪悪の権化である。
常識では測れない狂人が、身柄を拘束されながらもその態度や言動で周囲の人間を混沌の渦に巻き込んでゆく、というのは如何にも『ダークナイト』以降のクライム・サスペンスだなぁ、といった感じがする。
爆発したトラックのシーンとか、まんま『ダークナイト』で観た気がするし。
多分監督は『ダークナイト』と『セブン』を観まくってこの映画を作ったんだろう。
クライマックスの、血まみれの清丸を連行するという絵面は、リドリー・スコットの『ブラック・レイン』を思い出した。
もしも清丸国秀を松田優作が演じていたら、本作はとんでもない傑作になっていたんじゃないかな?
松田優作と比較したら分が悪いとはいえ、本作の藤原竜也は素晴らしかった!
とにかく最高に最悪なサイコパスを、見事に演じ切っていた。
「力み過ぎだろ!もっと力抜けって〜💦」と思うことも多い藤原竜也の演技だが、この役に限ってはこの大袈裟な演技がぴったりハマっている。
ちょっと間違えればコントになってしまうほど、エキセントリックなキャラクターがギリギリで成り立っていたのは、偏に藤原竜也の演技力の賜物でしょう。
清丸国秀の面白さに比べ、主人公である銘苅一基や、相棒である白岩篤子の「職務と良心の間で苦悩する警官」という書割的人物像は、意外性もなく退屈なものだった。
そして超一流のSPという設定のはずなのに、とにかく油断しすぎな2人。さらには、馬鹿馬鹿しいほどに感情的。
このバカ2人なら清丸を守りきれないだろうと踏んで、蜷川があえて警護の任につかせた、という説が自分の中では濃厚である。
清丸は心神喪失という理由で無罪判決になる可能性が高い、とかの設定が有れば、銘苅や白岩の葛藤に現実味が湧くんだけどなぁ〜。
どうせ死刑になる奴なんだから、うじうじ悩まずに任務を遂行すれば良いやんけお二人さん、と観客に思わせてしまうというのは、シナリオの大きなミスだと思う。
5人組のアンサンブルは結構好き。瑛太の弟が無駄に攻撃的だったのは謎だけど。
岸谷五朗と伊武雅刀という渋い人選、素敵。
誰が裏切り者なのかわからない展開は、結構スリリングで楽しかった。
資本主義への批判や私刑の否定など、なんかメッセージ性もあることにはあるんだけど、どうせならそんなん取っ払って、エンタメ全振りで作ってもらいたかった。
悪の忍者集団とか、アウトレイジな極道軍団とかが襲撃してくるバカ映画として制作されていたら、もっと評価が上がっていた気がする。
何でもかんでも小難しく作れば良いというものでは無い。
利口ぶったテーマ性は、映画の出来がガバガバだと余計にバカっぽくなってしまうなぁ😅
殺害出来なくても、その意思を行動で示せば1億円、という設定は上手い。
多分現実でこういう事が起こっても、日本国民は静観していると思うけど。
まぁまぁ楽しめたし、こういう映画は邦画に絶対必要。
結構好きな作品です。
後半はかなり間延びしていたので、もう少しコンパクトに纏めてくれていたら、なかなかに良作になったかもしれない。ちょっと惜しい。
これから人をおちょくる時は、ダブルサムズアップと馬鹿面でいこうと思います🤣
あれムカついたな〜!
タクシーのおばちゃんどこいった?松嶋菜々子が、ヘタレすぎて話にならない。
もうね、原作の方が、いくらかマシ。映画のほうは、松島が殺されたところから、端折りすぎ。クラウンの中古、潰しすぎ。台湾の新幹線は、よくできていた。おおさわたかをも、作品やら、監督選んだ方がよいわな。とにかく、カイジといい、この主人公は、最低以下。じいさんかわいそすぎる。おおさわたかおの、仲間の裏切りが原作では、過激で、東名高速で、犯人の一仕事がすごかったのに、映画は端折って、しくじった。気狂いのひとの、殺人犯は、処遇は、死刑でなく、ストラキニーネの屠殺で良い。死刑でなく、安楽死でよいから、すぐ始末したほうが、お互いにしあわせでは、なかろうかという、判断をしてしまいそうで、かなしい。
つめが甘い
大筋では悪くない。ストーリーも決して悪くない。しかしこれは編集の問題なのだろうか?日本社会でこんなの現実離れなんてことを言うつもりは一切ない。映画なんだから。でも、もう少し伏線をはってきっちり回収するといいんだけど、つめがあまあま。タクシー運転手はどこいった?警察幹部の悪事も回収すべき。この手のストーリーなら、ラストシーンを3種類くらい準備して編集で選んだ方がいい。ラスト、あれだけの警察や市民に囲まれているのに、ラストシーンがこじんまりの範囲で展開しているし、たいしたひねりもない。邦画にしては大作なのにもったいないなあ。大まかなストーリーや設定は悪くないので、ハリウッドリメイク版に期待したい
クズすぎて無理
俳優陣は、良い人ばっかり。見応えもあったけど、藤原竜也演じる殺人犯がクズすぎて…。
誰が星を狙うやつかわからん疑いあってるとことか、犯人がお母さんを気にするとことか……面白いところや(´・ω;`)?なとこといろいろあった。なんだかんだで最後まで見たので、面白かったんだと思う。
万人受け。大沢たかおが叫ぶ、観せる テンポよく、感情移入必至。ワシ的に傑作。
新作時に映画館で観たのをApple TVで再鑑賞、8年ぶりか?
U-NEXT等では観れないのが残念。日テレ、もう少し寛大になれよとは思う。
とにかく藤原竜也が残忍な異常殺人者役上手いのだが。
最後同僚を殺された大沢たかおの鉄拳と慟哭に感情移入できること間違いなし。
ワシも心の中で犯人殴ってた。
世間的評価は、大きい設定に無理があるためか高く無いが
感情移入できる点と、エンドロールの氷室の音楽の親和性の良さが光る。
決して自分の中のベスト10に入る映画では無いが、ベスト20以内は不動。
評論家ウケしない典型作だが、映画は感情移入できることが一番と感じさせる佳作というより傑作。
テーマが安っぽくても良い。大沢たかおの鉄拳と慟哭に星限りなく5に近い
大沢たかおがよかった。松嶋ななこも。ストーリーは割と重厚。犯罪者の...
大沢たかおがよかった。松嶋ななこも。ストーリーは割と重厚。犯罪者の描きかたは、あれでいいのか少し疑問が残る。犯罪被害者の心の問題に真正面から取り組んだ。
面白い作品でした
とても面白いストーリーでした。
高校生辺りに学校映画鑑賞させても良い位。
悪と言う物を滅ぼせば個人はスッキリするでしょうが、それが残された人間の為になるのか?と言う壮大なテーマ。
ただ、ある程度の歳を取らないとちょっと理解できないかも知れない。
親、伴侶、子供、孫と言った家族への愛が全体を通したテーマになってるし。
そして世の中で一番不幸なのは、貧乏でも無学でもなく、精神を病んでしまう事。
そんな子育て理論が理解できる人なら共感出来るかもしれないが、未成年者にはちょっと敷居高いかな。
ただ、中学生に「蒲田行進曲」と言うさらに敷居の高い映画を見せた自分の出身バカ中学よりはこちらの映画の方がマシかと。
流石に蒲田行進曲は映画背景、ストーリー、中学生には何ら共感できる点が無かったわ。
胸糞悪い
ストーリーの設定が抜群ですね。登場人物の様々な葛藤は見応えがあった。私自身も考えさせられたが、自分から殺す事はなくとも、守ろうなんて気持ちには全くなれないと思う。テーマが重く救いが無いためか、エンディングでバディの息子と仲良く過ごしているかの様なシーンがあったが、母親が殺されてニコニコしている3年生が、いるだろうか?最後まで胸糞が悪い作品だった
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