「センシングとは?」リアル 完全なる首長竜の日 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
センシングとは?
クリックして本文を読む
「ルーミ」という連続殺人鬼をリアルでグロテスクなものを描く人気漫画家である敦美(綾瀬)。藤田浩市(佐藤)は小学校のとき飛古根島という離島で同級生だった。首長竜の絵を探し求め、何度も最先端医療であるセンシングを繰り返す浩市。そのうち敦美の連載打ち切りが波紋を呼ぶことを恐れ、アシスタントの高木(染谷将太)がルーミの番外編を描くことになる。
やがて現実と夢との境目がわからなくなり、見知らぬ少年が浩市の前に現れるようになってくる。15年前の島でのリゾート開発をめぐる問題もあり、社会派的な要素も取り入れようとしているのだが、結局はよくあるパターンで、漫画家は浩市の方で昏睡していたのも浩市!
そして、死期がせまる浩市に対して敦美はセンシングを強く希望して行われる。そこからは過去への贖罪。浩市を憎む少年モリオの存在があり、彼は引き潮に足をとられ溺れ死に、それを2人がすべてを首長竜のせいにしてしまったという話。ううむ、SFがラブロマンスというテーマにすり替わってしまった感じがするけど、アシカ(?)をベースにした首長竜のCGが見事すぎるため甘めの採点。
コメントする
NOBUさんのコメント
2020年10月5日
今晩は
黒沢監督ご自身の拘りは捨てずに、多くの人に見てもらえるエンタメ要素色を強めに出した「クリーピー・・」辺りから、少し作風に幅が出た気がします。(なんか偉そうな書き方で、恐縮です。)
只、黒沢監督の作品は初期から欧米で評価されていますが、あれはジャパニーズ・ホラーの独特の表現の仕方が評価されていたのでしょうか?
名誉ある賞を獲得した最新作が楽しみですね・・。
では、又。