「辞書作りの過程は面白かった」舟を編む hi23さんの映画レビュー(感想・評価)
辞書作りの過程は面白かった
原作を読まないまま映画館へ。
本職が言葉を扱う仕事ということもあり、辞書作りの過程がどういうものなのかを見るのは興味深かった。「右を説明できるか?」というのは、言葉を扱う人にとってはありきたりな質問だし、物珍しくはなかったが、きっと言葉を普段意識しない人にとってはなかなか斬新な切り口に見えるだろう。辞書を作るということは、ある言葉の側面その一部分を切り取り、固定化させること。なかなか面白かった。
だが、それだけ。
内容としては、好みではなかった。果てしなく長いのに、内容がない。抑揚もメリハリもない。途中うんざりした。ラストも簡単に想像できる。
映画の中は笑いの要素がたくさんちりばめられ、場内も何度か笑い声に包まれた。だが、それだけで面白かったと評するのは安易すぎると思う。松田龍平演じる「まじめ君」の心の移り変わりや恋愛模様、辞書に対する思い、回想シーンなど、とにかく終始綺麗なだけ。人間の心はそれだけではないはず。嫉妬、欲求、羨望など、マイナスな心の部分が全く描かれていないのでどの役柄もうすっぺらい感じがしてつまらなかった。唯一よかったのはオダギリジョーくらい。それでも絶賛というほどではない。宮崎あおいも、今回の演技はイマイチだった(役名「かぐや」も安直な描かれ方で失笑)。
残るものは、「笑った」記憶と「辞書作りすごーい」という思いだけ。残念。映画館で見なくてもいいと思った。
こんにちは。私もこの作品に★★つけた者です。
私のレビューにかみついてきた人が、あなたのレビューにもかみついていたので、コメントした次第。
ちょっとケチつけただけでカミついてくる人間ってなんなんでしょうね。
私の場合、★★より下の作品には、「クソ映画!」とはっきり書くようにしています。
本作はクソ映画ではないものの、見なくてもいい作品でありました。
難しいですね。わたしの好きな映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」「砂の女」「ピアノ・レッスン」「浮雲」「メメント」などですかね。挙げればきりがありませんし、忘れているものもいくつもあると思います。
ハリウッド映画はダメということでしょうか。お好きな方もたくさんいらっしゃいます。私はどちらかというとハリウッド映画は好きではありませんが、それは個人的な好みです。「舟を編む」に関しては、私の「好みではない」とはっきり明記しております。
原作も読みましたがやはり好みではありませんでした。非常に平坦でつまらない。どこに重きを置いているのかポイントさえ絞れない話でした。
私の好きな作品は心をうまく写し取っているものです。心の抑揚がないので、紡がれている言葉ものっぺりしていて重みのないものになっています。辞書を作る過程は、もっとさまざまな心の動きがあっていいと思うのです。言葉の波を泳いでいる割に、言葉の重みを感じさせない作品だと思ったので★2にしました。