「俺はファーファか?」テッド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
俺はファーファか?
つい先日、30年後の自分の頭がツルっ禿げだったら悲しい…って
書いたばかりなんだけど、もうこんなのが登場^^;
今度は27年後、自分の愛熊(テディベア)がエロオヤジになってたら?
しかも未だに親友同士、っていう(もうワケが分からんぞ)
憂わしき未来ばかりが描かれる昨今の作品、ちなみに、SFではない。
そもそもの発想があまりにオモシロイせいで、
予告編からして大盛り上がり、興行成績もかなり上がっているらしい。
でもこれ、R15指定なんですよねぇー。
私的にこのテのB級作品は(もし上映されなくても)DVDで観ているので、
さほど…目新しいとは思わなかった(ゴメンなさい)
確かにオモシロかったけど、そこまで人気が出る~!?という感じだ。
いじめられっ子にすら相手にされない主人公のジョンは、クリスマスに
愛熊テッドに友人になって欲しいと願いをかける。そうしたら、なんと
翌日、彼に魂が宿って、見事に親友になってしまった!!というお話。
(普通だとここで終わるんだよね)
でもセレブ扱いされたのははるか昔、27年後も、大人になれない二人。
ついにジョンの恋人ロリーは、手の焼けるテッドに退去勧告し、
ジョンにはテッドか自分かどちらかを選べ!と強行選択を迫るが…。
まぁどうしようもない大人のコメディなんで^^;
下品な下ネタ(退く娘は退くかもね)が多いが、オバさんには許容範囲~。
もっと凄いのが出てくるかと思っていたので(何がです?)それを思えば、
まぁ可愛い範疇なんではないかと。とことんバカップルなら多分大丈夫v
そもそもロリーは、そんなジョン(ホント情けない男)が大好きなんだし。
女に糞拾わせて、柱の陰でギャーギャー喚くな!つーの。バカかお前!
もうこの主人公、何をやっても情けなくて、ホント致し方ない。
一見テッドが悪いように見えるけど、ヤツは世渡り上手。中々のやり手。
どうしようもない息子に、熊と女が手を焼いている、というのが正しい。
しかしマークはこういう役、上手いわー。よく似合ってるもんね(ゴメン)
セス監督、かなりの映画マニアらしくて、まぁ~出るわ出るわ色々と。
「F・ゴードン」が一番の扱いなんだけど(S・ジョーンズが活き活き登場)、
(私的にはNライダーの方が好き。次回は必ずハッセルホフ出してこい)
新しいところでは「フランケンウィニー」が、まんま設定描写^^;され。
出演陣には、けっこうもの凄い顔ぶれが勢揃い&カメオ出演。
個人的には「エイリアン」のT・スケリット、
「グリーンランタン」のR・レイノルズ(いいのかしらあんなことさせて)、
「新ビバリーヒルズ青春白書」のJ・ストループ、
「スリーメン&ベビー」のT・ダンソン(幾ら名前がテッドだからって)、
あとナレーションにP・スチュワート、…他にもいたよね、たくさん…
N・ジョーンズ、B・ラウス、T・ロートナー、S・ボイル&トムのネタ…
ただ意外と、どこもゲラゲラ笑えるシチュエーションってほどでは^^;
大人に成りきれない中年オヤジ(独身だけど)が、27年間連れ添った
腐れ熊(あ、ゴメン)との破局を迎えて、大人に成れるのか?っていう、
考えるだけムダだろうな話を結構テンポよく観せていたとは思うが、
ラストのつぎはぎ大作戦、綿の偏り具合がかなりのツボだったので、
あのまま「変な熊」で復活してもらいたかったなぁー。動いたら元通り?
最後まで、二人とも彼女には尽くしてもらいっぱなしなのねー(爆)
こういうのって男の願望?なんだろうけど、世の中そんな都合のいい
女なんかいませんわよ。まぁ~まるごと相手を受け容れる、っていう
耐え難きを耐える選択も「愛」には含まれるのかもしれませんが(苦!)
(有吉の吹き替え版って一体ナニ?日本人もエグいことしちゃうよね)