劇場公開日 2013年3月15日

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「上映時間172分は確実に必要な作品。」クラウド アトラス Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0上映時間172分は確実に必要な作品。

2014年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

非常に良かった。

本作は6つの時代と場所で、6つの話が同時並行的に進む作り。
各々の時代は同じ世界線の中で前後関係があり、過去から未来へ同じ魂を持つ人物の変化を追っていく流れになっています。
一人の男の魂が過去の或る状態から始まり最終的に…という壮大な魂の旅行を追うことに。

本作の大きな特徴は、各時代の主要人物が同じ俳優陣であること。
性別、年齢を超えて俳優陣が様々な役を演じており、この点が物語を理解する上で非常に大きな要素となっています。
そのため、通常の映画では有り得ないのですが前情報、特に出演者の役に係る情報を出来るだけ入れて行くと一層楽しめると思います。

同時並行に進む6つの作品。
各々の作品で共通の役者が様々な役で格好で登場。
どの役者がどの役を演じているのか、その前後関係はどうなのかが非常に重要になります。
それを意識するだけで数倍楽しめる作品です。

昨今無駄に長い尺の映画多いですが本作は別。
172分は確かに長い。
長いですが飽きずに観れます。
それだけの魅力が本作には有ると思います。

米国映画版「火の鳥」的な本作。
一度観たら二度観たくなります。

オススメです。

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Opportunity Cost