エンド・オブ・ザ・ワールドのレビュー・感想・評価
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ラストシーンにすべてが集約されてるね
地球が滅亡する事になり、周りがどんどん狂っていくが
きちんと終わらせようとするドッジに共感が持てる。
海岸のシーンは本当に美しい。まさに楽園だった。
狂わず流されなかった人たちが最後に行き着いたんだななんて。
そこまで重くもならず、あんな結末なのにハッピーエンドと
思わせるのは主演の二人の力なのか。
ラストシーンでお互いがお互いを救った、これがこの映画のすべてだと思う。愛おしい映画。
残された人生で何をすべきか?と、色んな考えをする人間が見られる。...
残された人生で何をすべきか?と、色んな考えをする人間が見られる。毎日パートナーを替えセックスしまくる男、殺人を請け負う奴、そして暴動・掠奪を繰り返すふとどき者。そんな中で最も多いのが、人生最後の日々は家族と一緒に過ごす人たち!
ペニー(ナイトレイ)は恋人と別れ、最後の飛行機に乗り遅れたと言って、初めて会ったドッジに泣きついてきた。間違い配達の手紙は高校時代の恋人オリビアからのものがあり、最後に過ごすのは離婚したばかりのオリビアだと信じたドッジは、知り合いに自家用飛行機があると言って、ペニーとともに旅に出る。途中、ヒッチハイクで乗せてもらった運転手は銃弾に倒れ、元カレの家を訪ねたり、束の間の幸せの日々を送る。たどり着いたオリビアの家では、ドッジは会おうとせず、自分を捨てた父親の元を訪ねるのだ。そこに自家用機があったから・・・
ペニーをイギリスまで運ぶように父親に頼むが、孤独の中で最期を迎えようとしたドッジのもとに突然ペニーが・・・
ディザスタームービーではなく、あくまでも低予算の静かな作品。ただ、きわめてアメリカ的な発想であり、どことなく違和感が残る。これなら、がん告知されて余命いくばくか・・・という作品と大差ない。ディザスターじゃないならそれでもいいけど、もっと世界観を表現してもらいたい。
いい映画ですね(*^_^*)
地球最後って時なのに、終始ほんわかしたラブコメ映画です。
最後の時まで誰と過ごし、どのように最後を迎えるかというテーマを、
女性のベネット・ミラー監督がユーモラスに描くという試みが面白いですね。
ただずっとほんわかしてる訳ではなくて、お決まりの暴動があったり・・
ニュースで報道あったり、自殺する人がいたり・・緊迫感もちょこっと挟んでいます。
最後はやっぱり・・ぁぁ死ぬんだ・・って思うと怖かったですね。
もしも本当に地球最後の日って知ってしまったら
私もアタフタせずに、愛する人と一緒に過ごしたいと思う。
いずれ人は死ぬんだから。早いか遅いか・・それだけ。
ならば愛する人と一緒に過ごしたい。
もう少し死に迫る緊迫感があれば、もっと恐怖を感じれたし
最後のシーンの重要さが伝わったのになぁ~とちょっと残念感もありました。
キーラ・ナイトレイの演技が光ってましたね。
最後の終わり方も、こういうのもいいね。涙でたー(´;ω;`)
小惑星の衝突が3週間後に迫った地球。保険セールスマンのドッジは妻に...
小惑星の衝突が3週間後に迫った地球。保険セールスマンのドッジは妻に逃げられてしまうが今までと変わらぬ生活を続けていた。そんな彼の生活に泣きながら飛び込んできた隣人ペニー。最後の日々をイギリスの両親達と過ごすはずが飛行機に乗り遅れてしまったと錯乱するペニーの部屋にかつての恋人オリヴィアから自分宛の手紙が誤配されていたことを知ったドッジは、彼女に会うためペニーと旅に出る。
百花繚乱の終末ムービーの中で本作はかなり異色。後3週間で地球が滅亡するというのに保険会社に通勤し続ける冒頭からオフビートなギャグが散りばめられてはいるもののコメディと呼ぶには淡々とし過ぎですが、終末を目前にした人々が採る様々な行動をつぶさに観察しながら、人生に一番必要なものに近づいていく主人公達を見つめる暖かい視線が印象的。アナログレコードに拘った細かい設定とサントラの選択も独特で、随分個性的な映画だなと思ったら監督は新鋭ローレーン・スカファリア。男性監督にありがちな押しつけが皆無なのも腑に落ちました。
派手さはないけど、これはこれでありな終末映画でした
終末物にしてはかなりゆるい展開でしたが、これはこれで意外と面白かったです。
特に目新しい要素があった訳でもないのに、他の終末系SF映画とはまた全然違った魅力溢れる内容で、ドカンと来ると言うよりはジワジワ来るタイプの映画でしたね。
大作物SFのようなド派手な描写はほぼ無い低予算映画でしたから、その辺で好みは別れそうですが(私も本来はド派手な終末系映画の方が好きなんですが)、ちょっとコメディタッチな終末ラブストーリー映画も時には悪くないもので。
既に地球滅亡が確定した世界と言うのもちょっと面白い設定でしたね。
普通はそれを回避する為にいろいろと策を講じ、結果地球滅亡を救うヒーロー的な存在が誕生したりするものですが、もう既に万策尽き果て、あとは3週間後の滅亡を待つだけと言う、全てに置いて諦めた世界と言うのが逆にいろいろと考えさせられることも多くて、思いのほか見入ってしまいました。
パニックに陥っているのは一部だけ、案外まったりした感じだったのは、思いのほかリアルなのかもしれませんね。
生き残れる可能性があるならばアタフタパニックになるのかもしれませんが、滅亡確定では、案外こんな感じになるのかも・・・。
そんな中で、こんなことがなければ出会わなかった、いや、出会っていても気付かなかった隣人2人のロードムービー&ラブストーリーは、終末と言う切な過ぎる展開も相まってグッと来るものがありましたが、スティーブ・カレル主演だけに、湿っぽい感じではなくコメディタッチだったのが、ありそうでその実あまりないタイプだった気もして、思いのほか面白かったです。
スティーブ・カレルは意外とイケメンな役どころもいけるんですねぇ、最初は違和感あったけど(笑)
一方のキーラ・ナイトレイはかなりの不思議ちゃん、おバカキャラなキーラはこれまたカレルのイケメンキャラ同様あまり今まで無かった印象なのですが、こちらも意外といけますねぇ。
お互いの最後の望みを叶えようと奔走する旅の末に辿り着いた結論には、思わず納得、ラストシーンはいいラストシーンだったと思いました。
マーティン・シーン演じる父親とのシーンもグッと来る、カレル家の掃除のオバちゃんもかなりいい味出してましたね。
さりげない存在感の捨て犬ソーリーも可愛かったなぁ。
淡々と描く終末映画
コメディー映画でしか拝見したことがなかったカレルさんの真面目な演技が素敵でした
カレルさんの元恋人との思い出をたどりながら、キーラ姐さんを故郷に帰す旅で、お互いの距離がゆっくりと縮まっていく。
お互いが終末をどう迎えるのか、希望はあるのか、鑑賞後も余韻を感じさせる映画でした
うーん
私は凄く時間がない。
競争社会で生きていると実感がある。
だけど、もし世界の終わりを迎えるとしたら誰と過ごすか。
やっぱり家族だな。
恋人じゃない。と今日この映画のお陰で悟った。
父との和解、恋の芽生え。あのお手伝いさんも良かったなぁ…
世界の終わりという設定の映画の中で不思議な部分も沢山あった。
だけどキーラナイトレイが美人だから許せる。
男性のキャラも悪くない。
だけど、忙しい私は観ても観なくても良かったと思ってしまったので2.5
だけど家族の尊さを気づかせてくれたので星3つにしました。
ロマンスを推すなら世界の終わりなのに割と皆が切羽詰まってなさそうだったのは気にしてはダメなのよね。
孤独死は嫌だから、誰かと一緒に死のうか
総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
地球が滅亡するというのに、暴動なども多少はあるとはいえ社会がけっこうまだ機能している。焦点は滅亡する地球ではなく、そこにいるありきたりの一市民の行動である。世界の消滅を目の前にしても、一人の個人が全てが消え去る前に何をするのかだけを追いかける。
全体として深刻さの少ない軽めの演出だし、世界が滅ぶ設定ではなくてもこの程度の話は描けるのではないか。展開としても、好きな人がいたのに会ったばかりの人を選ぶし、異常事態だからどんな異常が起きても不思議ではないとはいえ、あまり共感出来なかった。結局、1人で死ぬのが嫌だから、適当な誰かと一緒にいたいだけじゃないの。
家政婦のエルザ、テレビが家にないのか何も知らないで能天気に次の週の仕事ばかりを気にしている。世界の滅亡よりも目の前の仕事。何気に印象に残る役どころだった。
惜しい。最後の孤独がもっと。
乱交パーティになるところや、結婚に行列ができるところはありそうでよかった。最後彼女を飛行機で帰すところまでは共感できるところが多く非常によかったが、彼女が帰ってきたらなんの意味もない。すべてを台無しにするエンディングだった。本当、ハッピーエンドでないと気が済まないのは哀れに感じる。
正当な評価がされていない作品を全力で擁護させていただきます!
私の最後の人になって。
あと二週間程で地球が滅亡するなら、好きだった人に会いに行ってキーラと同じ台詞を言いたいと思います。
ほら、平井堅の「楽園」の歌詞のようにです。
「U&I最後の日にはこんなふうに、君と体を重ねていたい」ですよ!
この曲凄くよくて、こう続きます。
消えゆく蒼い空の影
降り積もる真っ白な雪
楽園に最後の華
彩るだろう
Let me fly 世界が終わる
その時には強く抱きしめているよ
U&I指を絡め
愛を何かをここに残していこう
あ、妄想し過ぎて、なんか泣きそうです(笑)
でも-、最後の人候補が、現時点で三人います。絞れ……、ません!
でも絞れたとしても、そうもしてはいられないので、最終的には夫の傍で死ぬんですけど。
えー、夫の傍で死なないと駄目!?
小惑星が衝突して、地球が数週間後に滅亡するというお話です。実はこのフリは、映画はB級、音楽A級の「フラッシュゴードン」と凄く良く似ています。フラッシュゴードンは、月でしたけど。本作もちょっとフリが雑なんですが、でもマジSF映画ではないのでいいんです!
主人公ドッジ(スティーヴ・カレル)の奧さんが出て行って、飛行機に乗り遅れて泣いている隣人ペニー(キーラ・ナイトレイ)と出会って、ペニー宅に間違って届けられたドッジの元カノの手紙を見つけて、二人で元カノを探しに行く。って流れが凄く上手くて。
途中二人がバーに寄るんですけど、この後ペニーが「(地球が滅亡するから)私の最後の人になって」 ってドッジにエッチを迫るんです。私も、絶対にこれやる(笑)!って冒頭の話に繋がります。すみません。
でも、キーラ・ナイトレイって、なんでこんな顔して笑うんだろう?こう、鼻に皺をくしゃっと寄せる感じ。スタートレックの「クリンゴン人」みたいになるから、止めた方がいいと思う(ファンの方すみません)。
でも地球は滅亡しちゃうけど、そんなに鬱々とした内容じゃないんです。
バーで働く男性が言うように、「(地球滅亡するから)みんなすっごく仲良くなれたー!」な映画です。
ラストの方で、いきなり大御所が出て来るし(お久しぶり)!そんな大御所演じる父親とも、ドッジは和解できます。だって、地球が滅亡するから。
一週間早まって、あと十六時間で地球滅亡するってのに、来週もドッジ宅に掃除に来るというマイペースな家政婦のおばちゃん。さよならの挨拶をするニュースキャスターの最後の言葉。The Walker Brothers の「Stay With Me Baby」が流れて、停電、キャンドルにライトオン、そして、玄関先の暗闇に立つペニー!
この流れに、完全に心を掴まれました。息を飲んだ!素晴らしい。
滅亡が近付く中、ベッドに横たわる二人の会話も凄くいい!
特にペニーの台詞の「私達、お互いを救ったのね」が、きっとこの映画のテーマです。
どんな状況であれ、自分を救ってくれる人に出会えるのは奇跡。
やっぱり絶望しないと、奇跡って起こらないんですか?
原題が「seeking a friend for the end of the world 」
世界の終わりに、友達を見つける。みたいなタイトルです。
このseekingは、一般的に形がないものを探すときに使うと思います。例えば「真実」とか。
つまり二人が捜していたのは、元カノではないんですよね。
で、見つけたんですよ。
凄くいいタイトルだと思いません!?
なのにこの邦題。残念です。
それにしても、あと二週間で地球滅亡。それもいいかな?と思ってしまう私がいます。
ただ、夫の傍で死ぬのか?
今の所、決心がつきません。
最期の日、あなたは誰と居たいですか?
3週間後に地球に小惑星が衝突。
その時、人類は…?
VFX満載のSFパニック・スペクタクル!
…ではなくて、
いわゆるアルマゲドン映画を個人物語として描いているのがユニーク。
この手のジャンルでは極めて異色?
いやいや、普通一般人からしてみれば専門的な話とか地球を救うとか関わる事無いので、これが一番リアル?
何していいか分からず仕事やいつもと同じ生活したり。
話もSF的観点は全くナシ。
ひょんな事から出会った、妻に逃げられた無気力な中年男ドッジと自由奔放な隣人女性ペニー。ドッジは高校時代の恋人に会いに、ペニーは家族に会いに、一緒に旅に出る。
ロードムービー。
性格が正反対の二人の珍道中。
そして、ラブストーリー。
次第に心通わす二人。性格は違えど孤独な者同士、惹かれ合うものが芽生える…。
コメディのイメージが強いスティーヴ・カレルだが、シリアスもイケる。隠れた実力派。「Foxcatcher」も楽しみ。
キーラ・ナイトレイが喜怒哀楽の激しいヒロインを演じ、こちらも実力を見せ付ける。
にしても、変わったカップリング。
音楽センスもナイス。
ベタな締め括りになるけど…
最期の日、あなたは誰と居たいですか?
なにも考えないで見る映画
あまりこまかいことを気にさえしなければ、それなりに楽しめる映画だと思う。
ざっくりと地球滅亡という設定を置き、まあリアリティー皆無だが、その設定でいかに遊ぶかをひとつのパターンとしてやってみた感じ。暴動が起こっていたり、突然運転手が殺し屋に頭打ちぬかれたり、背景をすっ飛ばした突発的に起こる出来事はどこか不条理な可笑しさがある。
もちろんラストで感動できるほど二人の関係性の深まりを描けているわけではなく白けるのもまた事実。うろうろしている犬がかわいい。
僕の望みは?(´・ω・`)
主人公が、最後の最後までブレずに自分の信念を貫き通したのに感動した。(まぁ多少のオイタは大目にみるとして)ヒロイン役のキーラ・ナイトレイがひと皮剥けててビックリした。コメディもいけるんだね。(○´∀`○)
気になった台詞
「僕は安全圏にいるのが好きなんだ」
(地球滅亡が滅亡するのに~(笑)(○´∀`○))
文字通りの期間限定
明日がまた同じように来るなんて、本当は誰にも分からないのに、明日、来週、来月のことを考えて私たちは生きている。
未来があると思うから、我慢したり、躊躇したりすることもある。
でも、三週間後、惑星群が地球に確実に衝突し、この地球に生きるものに等しく終わりが訪れるとしたら、その時、人間は、あなたは、私は一体何をし、最期をどう迎えたいと思うのだろうか?
これを観た人は誰もが自分だったら?と考えずにはいられないと思う。
おそらく、先があると思って我慢したり、躊躇したりしていたことなんてどうでもよくなるんじゃないか?
この物語の主人公ドッジの妻リンダのように、浮気妻は即座に浮気相手の元に走るだろうし、ペニーのように海の向こうの家族が恋しくなるに違いない。
本当に大事なもの、帰りたい場所が見えてくる。
擬似的にこういうことを観る人に考えさせるという意味でとてもいい着想だとは思う。
しかし、このラストは腑に落ちなかった。
ドッジとペニーが別れ難くなるのは理解出来るが、いくら強くドッジに惹かれ、残り時間は少ないとしても、高々一週間の付き合い。やはりペニーは家に帰るのが妥当では?
やはり時間の重みというものは大きいと思う。あくまでも個人的な意見ですが。
ペニーを演じたキーラ・ナイトレイはこういう等身大の役というのは新鮮でチャーミング。もっとこういう天真爛漫な彼女が見たいと思った。
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