レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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10分に1回は泣ける映画
この男の右肩に担げぬものなし!
ミュージカル映画は、どちらかというと苦手です。
大抵の作品は普通の台詞の合間に、突然ミュージカルが始まって、その唐突感に興が削がれる感じになります。
でも、この作品は最初から最後までミュージカルを貫いていたので違和感なく観る事ができました。
冒頭から迫力あるシーンで始まり、そこからずっとミュージカル。
オーディションしたというだけあって、皆、歌声が素晴らしかった!
この作品はミュージカルでありながら映画でもあるので舞台という幅にとらわれず好きな情景を好きなように描けます。
この生きた舞台で演じられたミュージカルは、とても圧巻でした。
劇場で観た時は、終わった後に拍手したいぐらいでしたが他のお客さんも沢山いたので堪えたのを覚えています。
私の中でミュージカル映画ではNo. 1の作品です。
ミュージカル初心者が思うこと
悔しい気持ちとたしかなもの
2012年の感動の作品!
愛と許し
人は他人をここまで許せるものか
ここまで愛に満ちた選択をできるものか、と、ただただ涙が溢れた。
溢れたというよりむせび泣いた。
しかも19年間、投獄され、苦渋に満ちた人生を歩んだ人間が…。
恩を仇で返すごとく盗みを働いたジャンバルジャンを優しく許し神の救いを説いた司教様、
彼が自身を犠牲にして男の無実を晴らした場面、
コゼットを得て絶望でいっぱいだった心に希望と愛があふれてきたとき、
長年追い続けられた警部を2度も許し逃したこと、
そしてその生涯を終える最後のときまで、人を許し、愛した彼。
どの場面からも、愛が溢れていて、
日頃の人間関係で、ほんの些細なことを気にしたり、相手の心を読みすぎて疲れたり、
相手の言動にイライラしたりしていた自分の、なんと小さなことか、と思わされた。
いつも彼のようにはいかないが・・・ふと心がすさんだときや、相手を憎みそうになった
ときは、この映画と、彼のことを思い出そうと思う。
何度見ても最高
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