レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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心に残る
2か月程前に劇場で観ました。
普段、ミュージカルとか観ないので、
上映中は一つの心境を歌で長々と歌いあげる感じや、
直前まで思いっきり熱唱していた人が突然衰弱死(?)する姿に「ちょwwおいおいwww」といった感じで若干冷めた目で観ていました。
しかし、観終わって数か月たった今でも、いくつかの場面が頭の中に蘇ることがあり、
レンタルが開始したらもう一度観てみようとも考えているので、何だかんだで曲や役者さんたちの熱唱が心の中に余韻を残しているみたいです。
ちなみに、一番印象に残っているのは、やはりエポニーヌです。健気すぎます。
報われてほしかった(;_:)
いつの間に・・・・
みんなが知ってる物語を、裏切らず描いてくれました。
昔の大河ドラマってカンジで、重厚です。
素晴らしかった。王道です。
アンハアウェイがいつの間にか、年をとって大女優になってましたねえ。
こういうのは、舞台しか面白く無いと思ってましたが・・・・
サウンドオブミュージッククラスの映画です。すばらしい。
酷評側ですがシナリオは素晴らしい
まず、最初に言いたいことは、レミゼの原作、舞台、つまり元としてのものそのものは大変素晴らしかったという事。
物語が実に良い。映画を観てからうなってしまい、レミゼファンに話を聞いたが騒がれるだけある。それから舞台を観た。
映画をみて感動した皆さんも、おそらく物語が、役者が、素晴らしかったという点だろう。それは私も同感です。
しかし、これは映画。映像として観た結果、少しばかり酷評になりました。
映画は、観るもの。どんなにこだわっても最初に入るポイントは目。映像です。
絵が非常に退屈だった。
私だって感動したかったさ!!!!!笑
ミュージカルとは音楽を交えた物語なのだから歌って当然。しかし、歌が長い、なんでも歌えばいいと言う物ではない。そう感じさせるのは、絵の繋ぎがよくない、動きが無い、飽きてしまうのだ。
それらを改善しようという試みが見られなかった。イライラが募ってしまった。
もちろん、舞台が元の映画は存在するが、きっと魅せ方の違いではないだろうか。
せっかくの役者の名演技、どうしてこんなにもつまらなくみせてしまったのか、気になって仕方が無い。
どうしてこうなってしまったのか…。
ちなみに、アンハサウェイとラストはぽろりとしたが、
同時に、長かった、やっと終わった、と思ってしまった自分が悲しい。
それにしても、役者の演技と歌唱力は凄まじかった。
衣装、舞台、どれも素晴らしかった。
あそこまで完璧で、どうして一番大切なところがああなってしまったのか。
物語と役者に罪は無い、映画の映像としての力があまりに感じられない作品であったと思う。歌で泣いたのは久しぶりでした。
泣かされる映画
最初から最後まで泣けた。原作も読んでいるし、何度か舞台で見たことがある。それでも泣けるのは「レ・ミゼラブル」という原作が素晴らしいからだと思う。
迫力があり、キャストの歌声や演技は真に迫るものがある。ただ、今回のこの映画は「泣かせるために作られた」という感じ。お涙頂戴ものという気もしないでもない。また、オールミュージカルなので、とにかく顔のアップばかり。もう少しいろんな角度から撮影してほしかった。なので、映像として見るとちょっとつまらない感じも。
余韻が凄い
映像、音響、迫力が脳裏に焼き付いて記憶を司る部分を結構な割合支配されてました。(約1ヶ月)
もう一度観たい。聴きたい。歌いたい。
ミュージカルも観たい。聴きたい。歌いたい。
IMAX版にて再び至福の時間を
IMAXの恩恵を得て、またしても落涙。
映画としての完成度なら同監督の英国王のスピーチの方が遥かに優れていると思われるが、この作品はどうしようもなく感情を揺さぶってくれます。
歌の力で紡がれた感情の渦が怒濤の如く打ち寄せる渾身の作品と同時生きていることに、そして現在ではベターな環境であるIMAXで上映してもらったことに感謝します。
開始20分でボロ泣き
ミュージカル調というだけで若干敬遠してしまっていましたが、
すんなり入り込めるテンポの良さがあったと思います。
レ・ミゼラブルは何度もリメイクされているとのことですが、
私はきちんと見たのが初めてでしたので、とても感動しました。
開始20分でしょうか。
ジャンバルジャンが神父の優しさに触れ、己を見つめなおすところからボロ泣きです。
とてもいい映画でした。
素晴らしい
小学生の頃、青い鳥文庫で「ああ無情」を呼だのだが、ほとんど記憶にない。
というか、レミゼラブル=ああ無情だと知ったのはついこの間である。
そんな私はCMを観て衝撃が走った。
実は私は無類の女声好きなのだが(別にいやらしい意味はない)、流れてきた歌声にすっかり魅了されてしまったのだった。
事実上、予備知識0で挑んだのだ。しかし、セリフの9割が歌というのは私にはドツボであった。
なにぶんミュージカル系の歌が大好きなので単調と批判される9割歌も私は肩を揺らして楽しんでいた。違和感は皆無、息づかいまで歌に入っているのでむしろ感情移入できた。
そしてなんといっても、どんなにクサいセリフも歌にのせてしまえばロマンチックになるのだ。これは歌の魔力だと思う。
そしてやはり女性は素晴らしい。
脇役の脇役まで素晴らしい声を持っており、何度も鳥肌にさせられた。
特にon my own やdream of dream (間違ってるかも)は旋律が頭から離れず、映画を見終わった後もネットで調べてずっと聴いていた。
総括すると、観ないといけない映画
長いので歌が好きではない人にとっては辛いかもしれない。
ただ一旦感情移入ができてしまえば、とてつもない鳥肌があなたを待っている!
久しぶりにいい映画を見た。
ミュージカル映画は初めて見ましたが、評判通り素晴らしい映画でした。
全編歌で構成されていますが、美しい映像と役者の感情溢れる歌声が見事に融合していて、最後まで飽きることなく、あっという間の2時間半でした。
皆さんがんばりました賞!
2011年にブロードウェイのヒュージャックマンの期間限定のショーを見ましたがその時の歌のうまさに感動しました。
どんな素人でも最初のシーンで実際に歌っていることはわかるので一瞬鳥肌立ちますが徐々に飽きてきます。
が、あれをやられてしまうとこれから作るミュージカル映画はこの手法なのかと思うと役者泣かせ。
ラッセルクロウのような歌イマイチの方が目立ってしまいます。
アンハサウェイの名場面をCMで流してしまうとつい観に行っちゃいますよね、一番泣けるシーンをあんなにCMで観たら泣けないんですけど・・・
でももう少し歌声聴きたかったです。
できるだけいい劇場でサウンドのいい所(できればIMAX)での鑑賞をお勧めします。古い映画館は避けましょう!
やはりミュージカルはイイ。
舞台版も小説も見たことはなかったのですが、レミゼ。
ミュージカル好きとしてはこの圧巻の2時間弱、楽しませて頂きました。
映画じゃないと出来ない場面転換や、演出はいいなぁと。
ただ、主要人物が感情込めて歌うシーン等、フィックスが多くなるのはしかたがないのでしょうけれども、画が単調になりすぎるのがいまいちなぁ、と。
あと私の隣で鑑賞されていた方は、女性陣の歌のシーンで号泣されており。
しかし私はというと、ジャン・バルジャンやジャベールの心境変化や、ラストシーンへの下りでいきがつまる思い。
しかし見る側の感情移入する人物が違うと、泣くタイミングも違うのかなぁ、とか。
なんかそんなことを頭の片隅で考えながら鑑賞しておりましたが。
しかし、元々舞台鑑賞も趣味な故、是非これは舞台で見て、生の歌声での感動を感じたいなと思わされました。
映画は映画、舞台は舞台のよさがあるもんだ、と再確認させられた一本。
にしても、冒頭からの迫力は息を呑むものがありました。
ミュージカルとしてはいいと思うし、英語の歌詞も入ってくるけれど、通常の映画部分はしっくりこない。
「レ・ミゼラブル」はミュージカルは見たことないけど、原作は読んだし、前の映画も見ています。
英語が話せない私でも、セリフが歌になっていてそんなに速くないので、字幕なしでも大丈夫そうな感じで、すごく入ってきた。
歌い手の人は皆うまくて、すばらしい曲ばかりだったので、ミュージカルとしてはいいのかもしれないけれど、通常の映画としてはちょっとしっくりこなかった。
キャストでは、ヒュー・ジャックマンのジャン・バルジャンとラッセル・クロウのジャペールがかっこよすぎてイメージに合わない。
どうしても使いたいならば、むしろ逆の方がよかった。
アン・ハサウェイのファンティーヌも何かイメージが合わない。
アマンダ・セイフライドのコゼットはいいけれど、完全に死んでしまって、お人形さん状態。
ストーリーも歌に尺をとられるせいか、ダイジェスト版並の高速回転で回しているので、味わっている暇がない。
ストーリーがしっくりこない理由としては、ジャン・バルジャンやジャペール、革命を蜂起した若者達みたいな、損得や生き残るためではなく、自分の信じるところによって生きる、みたいな人をあまり見かけなくなったということもあるかもしれない。
現在では上から下まで、テナルディエ夫婦みたいな人が急速に増えているような気がする。
隣の国の人を見ると、前から変わってないのかもしれないけれど、さらにそういう感じがする。
逆にテナルディエ夫婦を主人公にした「スウィー二―・トッド」(2007)みたいなものだったらしっくりきたのかも?
あと映像で、すごく小汚い感じがいやだった。
ラスト近くの下水道シーンは強烈だった。
うそでも、もうちょときれいな水にしてほしかった。
出入り自由な映画館でひとりぶっ通し浸りたい♪
高校演劇科に通う娘が、音楽のセンセに「劇科必見」とお達しされたとか「もう2回観に行ったコもいる」とか言っていたので、多忙な合間を縫ってまず1見。
ミュージカルっていうことも知らず、子ども時分に読んだ、西洋道徳的色彩濃い重いストーリーかな、くらいに思い、また「こんなのでミュージカル(劇場版)が何十年も上演され続けてるって、へー」くらいの、まあ、子どもの付添いPTAママ的ノリで行ったのです。
のっけから「下見ろ!」のでかい船引く罪人たちのホンマにエラそうな(これは方言で、しんどそうの意。あれ?これも方言?)歌で、「え~っミュージカルって最初っから歌!?」と、ここでミュージカル嫌いの人はどん引きしてるみたいだけど、私はどんどん吸い寄せられ・・・。
工場でのやりとりに「30年くらい前(海猫Nの学生~就職時代)はこんな感じが残っていたなあ!!!」、娼婦たちの客引きする街角描写なんかには、げげーっと思いながらも、昔近所を歩いていて迷い込んだ飛田に、雰囲気は全く違えども似たようなエネルギーが流れとったと思い出したり、汚い宿屋の床やそこにいる面々に「ちょっと前まで、日本も汚かったな・・・」。
地下水道場面では、アンジェイ・ワイダの「地下水道」をふと想い出し、出口に柵が!?とストレス度180%超え⤴⤴⤴・・・開いててヨカッタヨ~。
宿屋のイカレたモラルなし両親の子(エポニーヌ)が純粋な愛の感情を謳い上げ、他の人に恋しちゃってる彼との一方通行な愛を昇華させる場面では、泥沼の蓮が目に浮かび、若いころの純粋な気持ちを想い出したり、うちの子も両親いい加減でもちゃんとジュンに育ってや~と親心を浮かべたりしながら・・・。
子役のコゼットの、森に一人で行かせないで~の曲と歌声が染み入り、バリケードでの男の子の行動に、あの年頃の子って、この環境だとこう行動する子もいるよね―反抗心と自立心と背伸びと、やんちゃと、わくわくと、すきっ腹なんかで―と納得。その場に飛び込んで助けてやりたいっ悲(T_T)哀
軍隊の隊長さん役の人がほんの少しだけ垣間見せてくれた、人間性と組織の人間としての職務全うとの間の葛藤に、この内戦状態の中で救いを見出したり、戦闘終わって「小さいころから知っている子もいたよ」と流れた血を雑巾で拭う苦渋を押し殺したおかみさんたちに、池田小学校事件でわが子の血だまりに寄り添って横たわり続けたとうわさに聞いたお母さんのことをふと思い出したり、学生運動の孤立には、「歴史は繰り返されているんかな」と。リーダー役の俳優さん、かっこよかったね。
後半、ジャン・バルジャンやジャベール、コゼットたち?が、同じ曲想でそれぞれの感情を歌いながらどんどん筋が近づいて重なっていくところは、「ウエスト・サイドストーリー」の後半、(多分トウナイトを)歌いながらのところを彷彿とさせるものもありましたね。
アマンダ・セイフライドのコゼットよかった。ファンです。彼女出てなかったら、「一人で観てきたら?」と言ってたかも。
キリスト教徒じゃないので、「そんな自分たちのつくった善か悪かの二律背反で悩んで人間やめないでいいのに」など、そもそものテーマや文脈には共感しないところも多かったけれど、自分たちの作った社会的規範に振り回される人間・社会について考えるには、この作品(レミゼ原作)って、きっと好いんだね~と、も一度全編読まないといけない気持ちになりました。本屋に行ったら、しっかり平積みで売ってタヨ!今読んでるものたちを読み切って、読むものが途絶えたら、読んでみよう・・・。
娘もいっぱい泣いたと言ってましたが、世代が違うと、きっと受け止めが違うんだろね。どんなことが涙腺を緩めたのかな・・・。
私はその後、学生時代からの親友と1回、さらにダンナと1回、計3回観に行きました。そのたびにまた感動が増幅・・・。3回目には、天国の大バリケードの人々に、私たちが住むこの豊かな時代を支えてくれている多くの魂を感じ、すでに私の中では過去になってきている自由の魂を、映画人って持ち続けている人たちいるのかなあと、呼び覚まされるおもいがしました。
昔よくあった、入場料300円とか払ったら1日中いてられる映画館で、端っこに座ってとなりにドカンと荷物を置き(痴漢オジサン対策)、ビールでものみながら、時々合間に売られるモナカアイスを食べながら、そして時々居眠りもしながら、一日過ごして鎮魂感に浸りたい・・・そんな気持ちになる映画でした。感謝。
みんなに観てほしい
初めて観たときは正直途中まで退屈でした。ずっと歌ってるしみんなのテンションについていけず面白くないどころか結構しんどかったのを覚えています
しかし最後の大合唱のシーンにきていきなりの号泣(笑)
あんなに愛、希望に溢れていて心の底から元気のもらえるラストシーンはこれから先も出会える自信がありません
今でこそ全てのシーンを好んで観れる様になれましたがあのラストシーンだけ別格です
賛否両論分かれる作品なのは分かるんですがあのラストシーンのためだけでもみんなに見て欲しいです
久々にいい映画と出会えた
個人的には最近観た映画の中でもベスト5に入るくらい面白かった。
鑑賞前はミュージカルに対してちょっと抵抗があったが、
字幕なのでそれほど違和感なく入れたし、
むしろ途中から歌に乗った台詞がとても心地よく感じられた。
なにより脚本が素晴らしかった。
愛、自由、心の葛藤、人を許すこと…など
ともすると、薄っぺらな内容になりがちなテーマをうまく描いている。
それに愛や自由をテーマにした物語のわりに、スリリングな展開もあって、
3時間という尺にも関わらず、その長さを感じずに観られた。
重いテーマを扱った娯楽映画で、
面白いだけじゃなく、久しぶりにいろいろ考えさせられた映画だった。
前情報0で見に行きました
友達とノリで見に行きました 元々この話も知らなかったので前情報0でした
すごい評判が良いのでかなり期待してました…
で感想は うーん…
ミュージカル映画はマンマミーヤとサウンドオブミュージックぐらいしか見たこと無かったんですけど こんなんだったけ? って感じでした(・ω・`)
すごく革新的みたいなことをよく聞きますが 録音方法とかずっと歌ってるところがでしょうか?
確かに録音方法は素晴らしく ホントに臨場感があり とても興味深いです メイキングとか見てみたいです
しかし歌いっぱなしなので なんというかメリハリがない 最初いつ始まったのかわかりませんでした
しかし出演者の歌唱力は尋常じゃなく それだけでも楽しめます
あとはとにかくヒュージャックマンとラッセルクロウがカッコイいにつきます(*´ω`*)
終わったあと周りが感動した感動したと言いまくってるので 僕も最初雰囲気に呑まれてましたけど ストーリーも単純だしよくよく考えるとそんなだったなーって感じです(・ω・`)
結構良かった
ミュージカル映画って好きくないので、あんまり期待はしてなかったのですが、評判が良さそうだったので、奥さんと一緒に観にいきました。
ところがところが、のっけから引き込まれました。
ほとんどセリフがなくてずっと歌いっぱなしで
悲しい物語ですが、迫力あり、説得力あり、久しぶりに感動しました。
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