「心に染みる人生讃歌」レ・ミゼラブル(2012) keiさんの映画レビュー(感想・評価)
心に染みる人生讃歌
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妻と久々一緒に近所のシネコンで鑑賞。
過去何度も映画化、そしてミュージカル化されている同名小説ですが、恥ずかしながら今回初めての鑑賞です。
最近でも「シカゴ」「オペラ座の怪人」「ムーランルージュ」「ドリームガールズ」、はたまた「ナイン」「バーレスク」などミュージカル物は名作揃いなので、トレーラーを一目見た時から期待大、ましてラッセル・クロウが脇を固めるとあらば外すワケがない!
劇場内は20代のカップルから初老の方々まで様々、やはり女性の多さは目を引きます。
細かいストーリーは割愛しますが、主人公であるジャン・パルジャンの生涯を通して人間の罪深さ、後悔、赦し、無償の愛・自己犠牲、そして復活・再生の物語を素晴らしい俳優陣が壮大に表現し、観る者の感情をこれでもかと揺さぶります。
果たして自分は愛する人の為にバルジャンのように行動出来るのか? 鑑賞中にも隣の妻を意識せずにはいられません。おそらく鑑賞していた皆さんも同じ感覚だったであろうと思います。
クリスマス間近、この季節の定番映画「素晴らしき哉、人生!」で描いた世界がそうであるように、真実の「愛」とはいつの時代も胸を打つテーマですね。
帰り道、アン・ハサウェイ演じるファンティーヌが見事に歌い上げる“I Dreamed a Dream”が頭の中で鳴り響く中、今作の良いスパイスとなっていた宿屋のテナルディエ夫妻を思い出してニヤリ・・・
幸せな気分をありがとう!
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