劇場公開日 2012年12月15日

「そんなに期待していなかったけれど、意外におもしろかった。家族で見るのには最適の映画だと思います。」映画 妖怪人間ベム Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0そんなに期待していなかったけれど、意外におもしろかった。家族で見るのには最適の映画だと思います。

2013年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

オリジナルのアニメはあまりよく知らないのですが、本来のベムは他の妖怪や怪人と戦う話だったような気がします。

テレビドラマ版ではそうなっていなかったけれど、映画版では観月ありささんが怪人になっていました。

観月ありささんにはそういうイメージがないので、合わないのでは?と思っていましたが、意外とはまっていて演技もうまいし、よかったです。

緑のドロドロした物(名前がわからない)が「仮面ライダーW」のガイアメモリ(現在も同じようなことやっているけど、これが始まりだと思う)的な扱いになっていておもしろかったです。

ベロ(鈴木福くん)の恋愛ドラマ的部分もかなりあり、可愛いくてよかった。

一番よかったのはテレビドラマ版もそうだったけど、勧善懲悪になっていないところ。

ちょっと無理があるといえばあるのだけれど、誰が正しくて誰が正しくないのかよくわからないところがいい。

人間らしいとはどういうことなのか、人間と怪物との違いは?みたいなことを考えさせられました。

「ダークナイト」風のラストもよかった。

見終わった後味がとてもいいので、家族で見るのには最適の映画だと思います。

Push6700