「生まれつき感情を持たない殺人鬼=それが脳男」脳男 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
生まれつき感情を持たない殺人鬼=それが脳男
2013年。監督:瀧本智行。原作:首藤瓜於。
並外れた知能と身体能力を持ちながら、生まれつき感情を持たない
「脳男」鈴木一郎を生田斗真が寡黙にそして印象的に演じています。
ある無差別連続爆破事件の現場にいて共犯と思われた鈴木一郎(生田斗真)は、
警察により逮捕されます。
犯行手口の異常さから精神鑑定を受けることになります。
彼の精神鑑定を担当する脳神経外科医の鷲谷真梨子を松雪泰子が演じています。
個人的にカウンセラーとか精神分析に興味がありますが、人間の精神の内側って
精神分析で理解出来たり、またサイコキラーを更生へと向かわせることは可能なのでしょうか?
専門職でありながら、危ういと言うか、白といえば白で、黒だと確信すれば、白いものの黒くなる・・・
かなり結論は分析医やカウンセラーの恣意的な結果なのではないのだろうか?
とか思っています。
鷲谷真梨子もまた、担当患者の鈴木一郎に肩入れしていきます。
「信じちゃダメ!信じちゃダメ!イカれた脳味噌は入れ替えは不能なんだから・・・」
私の心の声が聞こえます。
この映画は、静けさと爆破炸裂音とに二極化された映画です。
「脳男」と真梨子のカウンセリング・シーンはほぼ静けさの中。
静けさを破るのは無差別連続爆破の火花や破壊する爆発音そして破壊されるビル。
この映画にはサイコキラーが3人登場します。それぞれが特異な人物で興味深い。
警察も被害者家族もサイコキラーの家族も、それぞれにトラウマの中でもがいている。
サイコキラーの3人も心は修羅なのでしょうか!
連続爆破犯の女。
この女に計画を実行する事は、現実には不可能だと言える。
何箇所も多方面に同時・・・そんな事は軍隊でもあるまいし不可能だと断言できる。
多量の爆薬を準備してや起爆装置をかけて何箇所も同時爆発なんて無理すぎる。
まぁ、「スーサイド・スクワッド」みたいなアメコミの一種と思えばいいのでしょうね。
でもコメディ要素が欠けてるから笑えないです。
続編が有り気な終わり方でしたが、未だに製作されませんね。
意外性があり楽しめました。
津山30人・・・ならぬ【丑三つの村】へのイイねコメントありがとうございました。本作の三人は救いがない、つまりいくらカウンセリングしようと、悪人は悪人のまま。ですねぇ。心療内科ええ加減ですから、3分で診察終了。関係者の方だったらごめんなさいね🙏。🙏静けさとの対比 ですねぇ!ただ生田斗真の役は、観客が感情移入しやすいように、上の婆さんの件でも、全体的に善行の方向に振り切ってますねぇ、狂人として創造されたまさに 脳🧠男 傑作でした。
津山事件はネット以前の昭和末期からツウの話題で 八つ墓村→本作→筑波さんという人の本→ネット→動画【途中で、特集テレビ番組あり、三宅裕司司会の】とステップアップしています。京都アニメの犯人が塗り替えましたが、言語道断の凶悪犯。双方共通なのは相違ないですが、妄想だけの無差別という意味で京都アニメの犯人の方がタチが悪いと個人的に思います【亡くなった方お気のどくです。】
でも琥珀糖さんのレビュー数、すごいですね。明らかにテレビ、レンタルビデオ含めた私の生涯鑑賞件数上回っています。桁が違う。また色々教えて頂くと幸いです。ありがとうございました😭🙇♂️🙇♂️🙇♂️。
21世紀の精神分裂? キングクリムゾン音楽インパクトと 意識せずに【殺めた婆さんのひどい悪口いう隣の房の囚人ぶちのめす】サイコ野郎の生田斗真が【最強感 最狂感 正義も悪も何もない】凄い映像的に面白かったです。【ノッティング・ヒルズの洋菓子店】へのイイねありがとうございました😊😭。配信で見れないので残念です。自分の加入してる配信会社では!