蟲(2005)
劇場公開日:2005年11月5日
解説
いまだかつて誰もメガホンを取らなかった4つの乱歩作品を実写化した「乱歩地獄」の中の1話。監督は若者にカリスマ的人気を誇る漫画家・カネコアツシ。キャストは日本映画界をリードする浅野忠信。
2005年製作/日本
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2005年11月5日
ストーリー
アレルギー性の湿疹に悩む厭人病者の柾木愛造(浅野忠信)は、女優の木下芙蓉に密かに想いを寄せ、彼女の運転手を務めている。芙蓉には忠実な恋人(浅野忠信・二役)がおり、柾木は彼らの逢引きの様子を覗き見しては、満たされぬ想いに悶えていた。だがある日、ついに芙蓉に自分の想いを告げる決心をする柾木。“芙蓉”の花束を抱えて彼女の前に立つのだが、柾木の勇気も虚しく、その想いは彼女に届くことなく散ってしまうのだった。そして柾木は、芙蓉を襲って殺害し、屍を自分の部屋に運び入れるが……。