赤線 AKA-SEN

劇場公開日:

解説

「壊音 KAI-ON」「日雇い刑事」の奥秀太郎監督が終戦直後の日本を舞台に描いた異色のラブ・ストーリー。中村獅童の映画初主演作品であり、相手役に「紀雄の部屋」のつぐみ。ほか舞台で活躍する小松和重、荒川良々が共演する。

2004年製作/90分/日本
配給:NEGA DESIGN WORKS
劇場公開日:2004年7月10日

ストーリー

終戦直後の日本。連合軍の申し入れにより公娼は廃止される。そこで、吉原や新宿二丁目の娼館はカフェという名目で営業を再開、警察も特定の地域での売春を公認した。地図の上に赤い線で印をつけられたその街は「赤線」と呼ばれた。娼館やストリップ小屋が建ち並ぶ歓楽街に男たちは夜な夜な集まってくる。渦巻く欲望・闇雲なエネルギー、でもちょっと淋しげな赤い灯りはどこか懐かしくて、それでいて新鮮。やさぐれキッチュな町並みを舞台に、今宵もまた出会いと別れがループする。強姦の罪で投獄されていたイゾウは、暗い牢屋から欲望渦巻く夜の街・赤線へと飛び出す。そこで、家出少女のスイカを娼館に売りはらって久々の自由を謳歌しようと企む。一方、作家であり昭和を代表する遊蕩児、カフウは近ごろ調子が出ず、悩みを抱え色街をさまよっていた。イゾウとカフウは、赤線の娼館`キムラヤ’の看板娼婦、シズモに出会う。強引なイゾウと知的なカフウの間で気持ちが揺れ動いていくシズモだが……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

2.0荒川良々

2018年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

 終戦になるとすぐにインポになったカフウ(小松)。結局勃たなかった。荒川良々がかなり台詞があった。細かな時代考証も無茶苦茶。内輪受けしかしないようなギャグ。シズモ(つぐみ)の演技もまずまずなのに、NG集で使われそうなくらい笑ってる。唯一評価できるのは美術。赤を基調とした女心を上手く表現できていた(ように思う)。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kossy