「樹皮の家の収容人数、OPのサザエさん家かよ」キツネとウサギ 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
樹皮の家の収容人数、OPのサザエさん家かよ
ユーリー・ノルシュテイン監督作三本目。
前二作とは対照的に三作目で童話的な物語に。
氷の家に住むキツネと樹皮の家に住むウサギ。
春になり氷は溶け、キツネはウサギの家を占拠。
あの手この手で取り返そうというお話。
まあ、「で?」となるんですが、ストーリーというよりは、ユーリー・ノルシュテインのアニメーション世界に浸る感じですかね。
まるでタペストリーの中で展開されているよう。
周りの布には他の動物たちがいて…
肉食動物やウシを味方にしても太刀打ちできなかったキツネに対してニワトリで打ち勝つというのは、きっとヨーロッパの風見鶏に見られるような雄鶏の魔除け信仰なんでしょう。
確かに啼く時はどんな猛獣よりも怖かった。
とにかく、ウサギちゃんがただただ可愛いのです。
コメントする