アフガン零年

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解説

日本のNHKが機材などのハード面を中心に全面サポートし、タリバン政権崩壊後の復興アフガニスタンで製作された映画第1作。実話をヒントに、働き手を失った一家を支えるために少年に成りすまして働く少女の姿を通して、アフガニスタンの重い現実を描く。主人公を演じたマリナは実際に内戦で2人の姉を失い、5歳の頃からストリートチルドレンとして生き延びてきた少女である。第61回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞。

あらすじ

長年の戦争の末、タリバンが政権の座についたアフガニスタン。イスラムの教えを厳格に守ろうとするタリバン政権下では、女性は身内の男性の同伴なしには外出が許されなかった。そんな中、生計を支えるべき男たちを全員戦争で失い、祖母と母親、そして12歳の少女の3人だけになってしまった一家があった。彼女たちは外出も出来ず生活の糧を失う。母親は仕方なく少女を男の子に変装させて働かせることを決意。バレた時の恐怖に怯える少女をなだめると、そのおさげ髪をバッサリと切り少年の姿にして、亡き父の戦友だったミルク屋に働きに出す。「ばれたら、タリバンに殺される」と泣く少女を、祖母は”虹をくぐると少年は少女に、少女は少年に変わり、悩みが消える”という昔語りの話でなだめる。タリバンに見つかることを怯える少女にとっては、通りを歩くことさえ大きな恐怖の連続だった。そして、男達だけの礼拝でお祈りの仕方を間違えた少女に、一人のタリバン兵は不審の色を隠さなかった。ある日、街のすべての少年がタリバンの宗教学校に召集され、少女もそこへ連行される。コーランの授業、身の清め方。少女は、必死の思いでひとつひとつをやり過ごすが、やがてまわりの少年達に「女だろう」と怪しまれる。「男なら名前は何という?」と少年達に囃し立てられる少女に、お香屋の少年が助け舟をだす。「こいつの名前はオサマだ。」しかし、その騒ぎに気づいたタリバン兵が、少女を井戸に吊るし、罰を加える。そして少女の足下をつたう赤い血。恐怖による衝撃から、少女に初潮が訪れたのだ。ついに少女であることが暴かれ、彼女は強引にブルカを被せられる。牢獄に入れられた少女は、やがて宗教裁判の場に引きずり出され……

2003年製作/82分/アフガニスタン・日本・アイルランド合作
原題:Osama
配給:アップリンク、ムヴィオラ

スタッフ・キャスト

  • Osamaマリナ・ゴルバハーリ

  • Motherゾベイダ・サハール

  • Grandmotherハミダ・レファー

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受賞歴

第61回 ゴールデングローブ賞(2004年)

受賞

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

4.0女性蔑視

kossyさん
2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

 女が男を伴わないで外出することは許されなかった。女性の地位が極端に低い、どちらかといえば古いイスラムの教え。女が一人で出歩こうものなら、タリバンに殺されるという悲惨な国情でもあった。

 そんな中で、少女の家族はははと祖母との3人暮らし。男手がないと生活できないので、少女は男の振りをさせられる。髪を切り、男の服を着て、なんとか知り合いの小さな店で働くことができた。イスラムの学校に入り、何度も女であることがばれそうになるが、お香屋の少年に助けられ、オサマと呼ばれる。しかし、ついに見つかってしまう。公開処刑場にて次々と死刑判決が下りる中で、少女は老人と結婚することでなんとか許される。

 切った髪を鉢植えにして祈る姿、祖母が「虹を渡れば男になれる」と繰り返す台詞。学校での集団入浴、井戸に吊るされる罰、いい加減な死刑判決。印象に残るシーンが多い。圧政に苦しむ人民の姿よりも、女性蔑視のイスラム世界の憤りを感じさせる・・・

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kossy
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