2000年のひとり寝

解説

2000年問題を背景に、不確かな男女の関係を描いたドキュメントタッチの短篇。監督・脚本・撮影は、「火星のわが家」の大嶋拓。主演は、新人の藤原ヨシコ。尚、本作は『TOLLYWOOD SHOWCASE 2000』と題された特集上映で、特別招待作品として公開された。DV作品。ビデオプロジェクターによる上映。

2000年製作／50分／日本
配給：TAC
劇場公開日：2000年10月18日

ストーリー

1999年12月。世間が2000年問題で大騒ぎしている中、ヤリ友のトモユキと気楽な関係を続けていた大学生のフジコは、バイト先で知り合ったケイイチと交際するようになる。今までの生活とオサラバし、ケイイチ一筋の可愛いカノジョに変身するフジコ。だが、Ｙ2Ｋに備えてケイイチと予行演習をしているところに、トモユキが乱入し事態は一転してしまう。過去は気にしないと言いながら、少し距離を置こうと言い出すケイイチ。こうして、フジコはひとり淋しくミレニアムを迎えることになる。大した問題も無く新年が明けた。1月4日、久しぶりでケイイチに会ったフジコはふと思う。「2000年になっても、全然変わっていない」と。