劇場公開日 1998年1月31日

「世界にジャパニーズホラーと貞子を知らしめた!」リング だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0世界にジャパニーズホラーと貞子を知らしめた!

2024年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

怖い

日本のホラーを世界に知らしめた、代表作的作品ですね。当時、映画館で観た時は正直、恐怖で死ぬかと思いました。ホラー耐性はそれなりにある方ですが、これほどまで映画館から出たいと思った映画は、これまでもこれからもないと思える程怖かったです。

ジャパニーズホラーって、恐怖が独特なんですよね。湿っぽく暗い雰囲気に不気味な幽霊の存在…。外国のホラーと怖さの質が違います。

当時、「ビデオテープ」というどこの家庭でもある物から恐怖が始まりますから、親近感がありすぎて、それがまた怖いのです。呪いのビデオの意味不明で不気味な映像、こんな映像見てしまったら、どんな人でも気持ち悪く不安になるでしょう。

ビデオを見ると1週間後に死ぬっていう展開も凄い発想です。嫌がおうにも、死にたくなければ謎(呪い)を解くしかないんです。必死で、呪いを解くために主人公達が駆けずり回るんですが、だんだん謎が解けていくにつれ、さらに恐怖も同時に増していきます。もう怖いから観たくないって思っても、ついつい先が知りたくなるそんな映画でした。

松嶋奈々子演ずる役は、原作では男性なので少し違和感がありましたが、子供を必死で守ろうとする姿が現れており、映画としては正解だったと思います。子供に勝るものがない(怖さなんか子供のためなら)という親心が痛いほど感じられ適役だったと思います。しかし、お美しいこと!

そして、ラストシーン・・・。
(||゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚||)
日本ホラーの歴史に残る名シーンでしょう!

だいふく
モアイさんのコメント
2024年9月29日

だいふくさん、こんばんは。いつも共感ありがとうございます。
やっぱり「リング」いいですよね~(怖いけど)
最後の車を走らせる松嶋菜々子のシーンはターミネーターっぽいけど人(親)の業が感じられて好きです。おっしゃる通り親心を痛いほど感じます(怖いけど)
悪い評価もありますが同時上映の「らせん」も個人的には好きです。人類の終わりの始まり感がなんか格好いいんですよね(怖いけど)
ではまた!

モアイ