「「竹内結子さん追悼レビュー」」リング 一撃さんの映画レビュー(感想・評価)
「竹内結子さん追悼レビュー」
先ずは追悼コメントを。
本日2020年9月27日、竹内結子さんの訃報を受けショックを隠しきれない。Jホラーの革命的な代表作とも言える本作は何度、繰り返し観ても面白い名作だと思う。
竹内結子さんと佐藤仁美さんが登場する本作の冒頭から20年以上。私の中でお二人は、松嶋菜々子さんと並び「ホラークイーン」となった作品。20年が経ち、竹内結子さんは名作Jホラー「残穢」で、佐藤仁美さんはシリーズ最新作「貞子」で見事にホラー復帰してくれた。ホラークイーンとして崇めていた私は本当に嬉しかった。
本作においての竹内結子さんは冒頭で死んでしまうため、以降のシリーズには回想ですら登場しない。そんな彼女が名実共に素晴らしい女優さんとして活躍していた事は、本作ファンの喜びは計り知れない。
★★★
本作をきっかけにシリーズ全作も原作シリーズも、全てのファンになった私だが、本作はシリーズ最高傑作だと言える。他のレビューには本末転倒なツッコミも散見され、ごもっともな指摘も少なくない。しかし「鈴木光司(原作)」「中田秀夫(監督)」「貞子」の名を日本中に知らしめた事は紛れもない事実。私もこの作品からJホラーの虜になった。
その後「らせん」「リング2」と続くが、本作を観てファンになった方は、「リング0バースデイ」を観るとよろしいかと。計り知れない貞子の悲しみと怨念が見所。当方のレビュー参照。
正直それ以外の作品は、原作における正当なシリーズ作品であるにも関わらず、本作や「リング0バースデイ」のような悲しみや恐怖は描かれていない。観なくてもよし。
本作とバースデイ。
これが私の愛するリングと貞子。
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