狼やくざ 殺しは俺がやる

劇場公開日:

解説

「やくざ刑事」シリーズで得意のアクロバット演技をみせた千葉真一の新シリーズ第一作。脚本は「日本悪人伝」の神波史男。監督は「やくざ刑事 俺たちに墓はない」の鷹森立一。撮影は「悪の親衛隊」の中島芳男かそれぞれ担当。

1971年製作/88分/日本
原題:A Lone Assassin
配給:東映
劇場公開日:1972年1月11日

ストーリー

関東誠心会々長和泉昇次郎は、横浜一帯に古くから縄張りを張る博徒氷室一家の土地ぐるみの買収を計画、親分の氷室源太郎が抵抗を示すと、誠心会の先兵大沼組々長を使い情容赦なく源太郎を殺害し、縄張りを奪ってしまった。それから一ヵ月後、源太郎の実子氷室剛介が、沖縄から帰ってきた。彼の目的は、誠心会に対する復讐と行方不明になった妹の京子を捜すことだった。氷室はまず、大沼組の幹部を暗殺した。大沼組は、これを抗争中の江友会の仕業と思い込み反撃に出た。彼は江友会々長江口純に近づき、この抗争に荷担したが、不利とみるや江口を囮にして大沼を倒し、京子が誠心会の秘密クラブに売られていることを知る。氷室は和泉に狙いを絞った。一方、江口も組織がつぶされたことに復讐するため和泉を狙うと共に氷室との決着をつけようとする。また、誠心会と江友会の抗争を追っていた刑事の島岡や、誠心会の殺し屋石黒も氷室の行動に目をつけ、追いまわした。氷室は、石黒の情婦で歌手の佐竹冴子の口から京子の居所をつきとめ、麻薬中毒に犯されている妹を救出した。そして江口は和泉の娘真矢子を誘拐、和泉に最後の決戦を挑んだ。氷室も江口の計画に乗って、真正面から誠心会と対立する。

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