柳生旅日記 天地夢想剣

劇場公開日:

解説

「血斗水滸伝 怒涛の対決」の高岩肇の脚本を、「江戸遊民伝」の萩原遼が監督した娯楽時代劇。「姫夜叉行状記」の服部幹夫が撮影した。

1959年製作/89分/日本
原題または英題:Sword of Vision
配給:松竹
劇場公開日:1959年10月4日

ストーリー

ある日の柳生道場。武芸者の突きが柳生十兵衛の左眼を襲った。十兵衛は咄嗟に右の眼を守り、木刀一閃相手の肩を砕いた。心眼で相手を倒したのだ。これだ夢想剣は--と十兵衛は思った。--前夜宿泊した武芸者・茨木左源太が、柳生家秘蔵の諸大名の動静を書きとめた密書を盗んだ。十兵衛は左源太を追って西へ向った。鈴鹿峠の山中で左源太に会い二人は剣を交えた。が、突如数人の遍路が襲いかかり、二人はやむなく別れた。十兵衛は奈良で、槍の達人宝蔵院覚禅の懇望で、その門弟荒木丑之助を弟子にした。堺の町で、十兵衛は沢庵和尚にめぐり会った。四国へ行くがいいと言われた。奈良山中で襲撃してきた覆面の一団が残していった瓢箪を描いた割り札の謎と、沢庵の指示は何を意味するのだろうか。--徳島の霊山寺、十兵衛はそこに瓢箪を描いた新しい絵馬を見つけた。その裏には“呪徳川、豊臣秀頼”の文字。数日後、一団の遍路を尾行し、陰謀団の根城に忍びこんだ。が、首領島左近に見破られ傷を受けた。十兵衛は「八月××日祝米寿、おおくぼ家」と書かれた絵馬を見つけた。××日は参勤交代から帰る蜂須賀侯を町中あげて無礼講の阿波踊りで迎える日である。当日、阿波踊りが高潮するなかを、十兵衛は徳川打倒を図る左近ら陰謀団に挑戦、彼らを夢想剣で倒した。

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