事件記者 仮面の脅迫
劇場公開日:1959年9月20日
解説
おなじみ島田一男作のNHK連続テレビ・ドラマを映画化した「事件記者」シリーズ第三話。脚色・西島大、山口純一郎、若林一郎、監督・山崎徳次郎、撮影・松橋梅夫といずれも前作「事件記者 真昼の恐怖」のスタッフである。
1959年製作/57分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年9月20日
ストーリー
伊那ちゃんと岩さんは、交番で痴漢の思わぬ拾い物をした。男は水口という病院の薬剤師で映画館で隣にいた女の手を握ったというのだ。好江と名のるその女は、興奮して巡査に訴えていた。翌朝の新聞には、「映画館に痴漢」という日報のベタ記事の他に、「エロ薬剤師捕まる」という派手な記事が日日の紙面を飾った。が、その記事は誤報だった。好江が人違いを認めたのである。病院の事務長と称する斎木がどなりこんで来た。伊那ちゃんと岩さんは、謝罪のため水口のアパートを訪れた。不在で帰るところを塩路秋子と知り合った。病院の看護婦で、水口とは恋仲だという。--水口自殺の報が入った。上野科学博物館前、パンとピースとジュースの空瓶がかたわらに残されてあった。しかし、秋子から意外なことを聞いた。水口はピースが嫌いで新生党だったというのだ。斎木が秋子に横恋慕しているとの情報も得た。--下町のホテルでは、斎木が秋子をおびき出していた。しかし、情婦好江の出現で失敗し、今度は好江に青酸カリ入りのブランデーをすすめていた。一瞬、村田部長刑事と伊那ちゃんらが現われた。斎木の手に手錠がかかった。斎木は秋子に横恋慕する一方麻薬の横流しを水口に知られると、好江を利用して芝居をうったのだった。