トップ屋取材帖 迫り来る危機

劇場公開日:

解説

トップ屋取材帖シリーズの第一話で、島田一男の原作を、「息子(1959)」の星川清司が脚色し、「非常手配」の井田探が監督した。撮影も「非常手配」の間宮義雄。

1959年製作/56分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年5月26日

ストーリー

トップ屋の黒木は、妖艶な女お蝶に呼びとめられた。黒木は週刊誌のトップ記事を求めて街を歩いていたのだ。お蝶とは八年ぶりの再会である。黒木は、今ではクラブ・サンブレロのマダムをしているこの女の暗い影をもつ生活に惹かれてお蝶の部屋へ行った。麻薬の取引き場だった。黒木は密輸の仲間入りすることに成功した。次の日、仲間たちは桟橋に集った。黒木はライターに仕こんだカメラで密輸のすべてを盗み撮りした。彼らは金を分けると離れ離れに別れていったが、お蝶は須藤から拳銃をつきつけられた。須藤は、密輸を一人占めにしようとした劉の指し金で来たのだ。が、須藤は麻薬の禁断症状に苦しみ失敗した。須藤は劉に殺され、翌朝水死体となって港に浮んだ。--再び密輸船は停泊し麻薬の荷上げが始った。その時、海上保安庁の港内艇が姿を現わした。逃げる劉を、黒木は追った。やがて、劉の一味は逮捕された。お蝶は姿を見せず、部屋には黒木へ宛てた置手紙があった。“私は香港へ飛びます。二人で一緒に暮せたらと何度か夢を見ましたが、でもやっぱり私たちは別れる運命でした”。だが、羽田空港でお蝶を待っていたのは私服の警官だった。--町のスタンドに、黒木の書いたトップ記事「麻薬密輸団潜入記」を載せた週刊誌がうず高く積まれ、飛ぶように売れていた。

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