ゆうれい船 (後篇)

劇場公開日

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解説

前篇と同じスタッフ、大佛次郎の原作を「誘惑からの脱出」の須崎勝弥が脚色、「隼人族の叛乱」のコンビ松田定次が監督、川崎新太郎が撮影した。主演も前篇に引続き「水戸黄門(1957)」の中村錦之助、大河内傳次郎、長谷川裕見子「阿波おどり 鳴門の海賊」の大友柳太朗、丘さとみ。ほかに薄田研二、山形勲、原健策、三島雅夫、加賀邦男などのベテラン陣。東映スコープ、イーストマンカラー東映カラー。

1957年製作/82分/日本
原題:Ghost Ship Part2
配給:東映

ストーリー

堺の港に錨をおろした金神丸の船艙では、次郎丸の家から雪姫と侍女の茶々をさらってきた海賊弥三蔵一味が飲めや唄えの大騒ぎ。やがて、夜の明けぬ中に堺を去った金神丸は、八島の近海で荷を満載した天竜丸に襲いかかるが、忽然と幽霊船が現れて海賊共の度胆をぬいたと思うと、幻の如くに消え失せた。幾日かの後、木の香も新しい住吉丸が雪姫と茶々を求めて堺を出帆した。大船頭は生死不明の父重兵衛の志を継ぎ、健気にも日本一の船乗りになろうと心に誓った次郎丸である。走島に船を着けた次郎丸と左馬之助は、海の大名といわれる村上家を訪ね、弥三蔵が幽霊島を探して琉球方面に向ったらしいと知った。琉球の豪族金城阿具利の館に身を寄せた弥三蔵は離れ島の幽霊島を急襲し、島の支配者悪竜王と次郎丸の父重兵衛を人質として幽霊船の観音丸に乗せた。危険な岩礁の多い幽霊島から沖合の金神丸へ帰るには、重兵衛の舵にたよるほかはないからだ。一方、雪姫の在りかを知った次郎丸が住吉丸を金神丸に接近させて戦っていると、幽霊船が現れて大砲を放ち、住吉丸は帆をおろして降服した。幽霊船の上で、重兵衛との再会を喜び合ったのも束の間、次郎丸と左馬之助は鮫の群れ泳ぐ海中へ。強欲な弥三蔵が船首を再び幽霊島に向けたのは、島に莫大な財宝が隠されていると嗅ぎつけたからだ。かくて、悪竜王と重兵衛の身に危険が迫った瞬間、泳ぎついた左馬之助と次郎丸がこれを助け、忽ち正邪入り乱れての死闘となった。その真最中、突如、幽霊島は爆発し、海賊もろとも海底に没した。悪竜王は自分の力で築いた桃源境を、自らの手で破壊したのである。次郎丸、重兵衛の父子、雪姫、お茶々、左馬之助、悪竜王を乗せた観音丸は、八重の潮路をなつかしの故国日本へ……。

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