隼人族の叛乱
劇場公開日:1957年4月30日
解説
“オール読物”所載の海音寺潮五郎の原作を「旗本退屈男 謎の紅蓮塔」の比佐芳武が脚色、「鳳城の花嫁」のコンビ松田定次が監督、川崎新太郎が撮影したスペクタクル時代劇。主演は「大名囃子 (前後篇)」の市川右太衛門、「鳳城の花嫁」の長谷川裕見子、「源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流」の中村錦之助。ほかに勝浦千浪、月形龍之介、千石規子、片岡栄二郎など。色彩はイーストマンカラー。
1957年製作/89分/日本
原題または英題:Rebellion
配給:東映
劇場公開日:1957年4月30日
ストーリー
戦国時代、九州日向の一円に土着した隼人族は、先住大和族の圧迫で壊滅に瀕していた。時あたかも木之宮隼人の長、佐多彦は、同じ隼人、川上族の次郎の裏切りによって、彼らの土地を狙う豪族二階堂兼親に一族二十余人とともに捕われ、水俣郷福間館に売られた。そのころ日向の国司、桂原忠通、主税介父子が、隼人族から奪った領地視察のため京から下ってきたが、途中、福間館へ寄った。その夜、館では桂原父子をもてなすため遊行女を招き入れたが女たちは実は川上族の長、比古田の娘志乃、佐多彦の妹阿久根らで深夜、彼女らは佐多彦らを脱出させた。佐多彦は志乃に礼も云わず直ちに次郎を斬って捨てた。やがて秀吉が政権を握り、隼人族も再興の準備を進めた。佐多彦は、桂原忠通の子、主税介を捕え、身柄と引換えに昔の隼人族の領地を書いたミカドの宣旨書を忠通から奪おうと計った。阿久根は言葉巧みに主税介をおびき寄せたが、宿命の敵同士は愛し合うようになり、山牢から主税介を逃した。館に戻った主税介は、忠通が佐多彦に殺され宣旨書を奪われたと聞いたがこれは兼親が領地を取るために佐多彦に罪をきせ隼人族の絶滅を計った偽りであった。主税介を逃した阿久根は兄に斬られようとしたが志乃に助けられた。志乃は木之宮集落との同盟のため父を不之宮へ走らせた。その留守に兼親の一隊に襲われ、志乃と阿久根は人質に捕われたが、佐多彦は単身二人の救出に二階堂に現れた。彼の前に立った主税介の助力に兼親とその家来達が殺到--大乱闘の渦がまいた。互いの身を案じて呼び合う佐多彦と志乃、主税介と阿久根。その時ようやく武器を入手した隼人族は二階堂に到着し、主税介は佐多彦の介添で兼親を斬り、御宣旨を見つけてやっと佐多彦の手に入る。佐多彦達に見送られ、主税介と阿久根はたのしい旅路に向った。
スタッフ・キャスト
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木之宮佐多彦市川右太衛門
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阿久根長谷川裕見子
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施鹿文千石規子
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刀根毛利菊枝
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音八加賀邦男
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弥五郎団徳麿
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三郎次片岡栄二郎
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弥惣次浅野光男
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童の八郎本松一成
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比古田進藤英太郎
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志乃勝浦千浪
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奈津桜町弘子
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阿茶美山れい子
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甚作中村時之介
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孫九郎楠本健二
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弥太兵衛中野市女蔵
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新八原京市
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瀬兵衛山内八郎
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川上の次郎原健策
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福間新五兵衛佐々木孝丸
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松川主馬上代悠司
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柴橋権太夫国一太郎
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二階堂兼親月形龍之介
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箕輪玄蕃清川荘司
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西崎豊後立松晃
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大内備前堀正夫
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長束五郎右衛門小田部通麿
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平岩兵衛阿部九洲男
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根来又四郎青柳竜太郎
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戸畑鹿之助藤木錦之助
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桂原忠通三島雅夫
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桂原主税介萬屋錦之介
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吾市水野浩
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茂兵衛芝田総二
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おろく山田光子
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庄左衛門有馬宏治
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まき吉田江利子
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作兵衛村田宏二
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遊行女美根梅村浪路
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遊行女波留山本鳥古
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遊行女由利西辻利々子
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不明西辻利々子