続源義経

劇場公開日:

解説

朝日新聞連載の村上元三の小説を、「ほまれの美丈夫」の八尋不二が脚色、「続々獅子丸一平」のコンビ、萩原遼が監督、吉田貞次が撮影を担当した。主なる出演者は「続々獅子丸一平」の中村錦之助、「剣豪二刀流」の千原しのぶ、中原ひとみ、月形龍之介、「拳銃対拳銃」の龍崎一郎、宇佐美諄、「涙の花道」の山田五十鈴、「警視庁物語 魔の最終列車」の南原伸二など。

1956年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1956年3月15日

ストーリー

奥州の藤原秀衡を頼って旅を続ける牛若丸は鏡の宿で元服し九郎義経と名乗った。野盗の熊坂長範はその宿に義経を襲ったが、折からかけつけた弁慶に倒された。奥州平泉の藤原家に着いた義経に新しい生活が始まった。彼はエゾの王赤路具を知り、少女モイヤを知った。また、秀衡からは美女しのぶを妻にとすすめられた。治承四年、頼朝は平家追討の兵を挙げた。義経は源平の私闘の戦いには出たくなかった。ある日、はるばる京都から、幼馴染のうつぼが金売吉次につれられてやって来た。その夜、二人は結ばれた。うつぼの幸福も長く続かず、頼朝敗走の報に義経は決然として立ち上った。出陣の義経を見送る人々の中にモイヤの姿があった。黄瀬川で頼朝と対面した義経は、つづいて富士川で平家の大軍を敗走させた。逃げおくれて義経に救われた平軍の白拍子の中に美少女静の姿があった。平家は破れて西海に走り、都で暴虐をつくす義仲追討のために京都に入った義経は後白河法皇に拝謁、感涙にむせんだ。常盤は一子良成とともに難民の中にあった。彼女は良成に手紙を託して義経の下にやり、己は義経に会おうとはしなかった。武勲輝く義経に自分のような汚れた母があることを知られるのを彼女は恐れたのである。やがて平家追討の院宜が下った。馬上颯爽と行く義経、源氏の旗をかざす良成。白旗がへんぽんとひるがえる中に弁慶はじめ一門の人々の晴れ晴れしい姿が見えた。

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