青春銭形平次のレビュー・感想・評価
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いきなり昭和28年の映像。ギャングが逃走中に車で店舗に突っ込んで...
いきなり昭和28年の映像。ギャングが逃走中に車で店舗に突っ込んでしまう映像だ。
飴屋を営みながら十手をあずかった平次。10歳のときに亡くなった父親の平太郎は町の女たちの人気者だったが、やはり父の子、注目を浴びていた。豆腐屋のお静(杉)、居酒屋のお駒(木匠マユリ)、薬問屋のお花(島秋子)など・・・
折しも、町ではニセ小判が出回っていて騒ぎになっていた。死体を発見した場所を当たっていた平次と八五郎は数人の覆面男に襲われ、そこにあった樽からニセ小判が入った樽を3つ見つけるのだった。
庶民にとってはニセ小判が出回ろうが、大金には縁のないもの。しかし大商人にとっては経済的に混乱をきたし、ニセ小判をつかまされたために自殺する女子まででてきたところで、平次たちは真剣に取り組み始めた。
猫に小判??猫のおかげで犯人は見つかり、最後は大捕り物になった。ドタバタ劇の結末には貧富の差という社会風刺も織り交ぜ、平和的に解決。銭にゴムひもをつけていた平次もやがてゴムひもナシで銭投げするんだろうか・・
ライターがあったり、現代人の服装の男がいたり、ところどころで時代考証無視の場面がある。笑ってしまったのは「受取にサインしろ」と言ったところか・・・。ジャズが流れているのもこの時代にしてはイキだなぁ。
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