群狼の街

劇場公開日:

解説

脚本は「母子船」の八住利雄。「飛騨の小天狗」の小石栄一監督で、同じく姫田真佐久が撮影に当たっている。出演者は、「炎の肌」の久我美子、三條美紀、「飛騨の小天狗」の菅原謙二、星美智子、「愛染橋」の三橋達也「のど自慢三羽烏」の小林桂樹、「平手造酒(1951)」の山村聡、「東京悲歌」の伏見和子その他の助演陣。

1952年製作/84分/日本
配給:大映
劇場公開日:1952年1月14日

ストーリー

働きながら学問をする学生アルバイトの群。その学生たちを喰いものにするボスがいる。杉田組の杉田仙造がそれだった。東都大学のアルバイト学生の江口、柳澤、久山たちは集まって、杉田がこんど作った学生アルバイト協会なるもののからくりを洗おうと協議した。しかしアルバイト学生にも闇で儲けている川村のような者もあるし、金のため堕落した女学生たちもあった。児玉みどりもその一人だった。宇和島見奈子は、宇和島組の社長だった父が病に倒れてからは生活が苦しくなり、みどりや澄江のいるキャバレーで働こうとするが、酔漢にたわむれかかられている様子に恐れをなした。江口は学生新聞の責任者で、新聞に杉田組の裏面をあばいたがそのバックに椎名商事会社というのが浮かび上がり、その社長に和子の父宇和島源吉の名があるのにおどろいた。杉田が勝手に昔の恩人源吉の名を利用していたのである。源吉はそれをなじりに行き、かえって杉田一味に殺された。椎名商事の不正工事にアルバイト学生が監禁同様に使役されていると知って江口は勇敢にビルの地下室へしのび込み作業中の学生を救出しようとして杉田一味と乱闘になるが、見奈子の急報で警官隊がかけつけ、杉田一味は縛につき、働く学生たちに凱歌が上がった。

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