壮烈新選組 幕末の動乱
劇場公開日:1960年7月10日
解説
白井喬二の原作を、「草間の半次郎 霧の中の渡り鳥」の比佐芳武が脚色し、「お嬢吉三」の佐々木康が監督したオールスター・キャストの娯楽時代劇。撮影も「お嬢吉三」の伊藤武夫。
1960年製作/101分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年7月10日
あらすじ
文久二年、勤王志士を制圧するため新徴浪士隊を作った幕府は、これが不評により解散、代って鋭意の士を集めた新選組が作られた。江戸試衛館の近藤勇、土方歳三、沖田総司等一派に、水戸浪士芹沢一派が合流、ここに陣容は整った。折も折、京洛には勤皇派を名のる斬込み強盗が横行していた。賊は勤皇の士で長古堂に住む但馬織之助であるとの密告で、新選組は長古堂を襲った。無実を叫ぶ長古堂の娘お香代を後に、織之助は辛うじて逃れた。その日、近藤勇は隊員芹沢が太物問屋太野屋の別邸とその妾お梅を奪ったと聞き、彼をいましめた。しかし芹沢は反省の色なく、大野屋に焼打をかけた。彼を斬った勇は強盗事件も芹沢一味の仕業なのを知った。一度は引退を決意した勇も会津侯にはげまされ、再び幕府への忠誠を誓った。勇のもとに、三条池田屋で桂小五郎等勤皇の士が会合するとの報がもたらされた。長古堂のお香代への恋を織之助によってはばまれた前畑三十郎という勤王侍の裏切である。新選組は集った一味を血祭にあげた。勇は織之助をかくまって逃れる名妓幾松と舞子千恵菊を見逃してやった。小五郎は大勢を挽回しようと策動した。夏がすぎ、幕府の長州征伐は失敗し、薩長連合が側幕の戦いを開始した。新選組には伊東甲子太郎一派が脱退する動きがあった。彼等は勤皇への転身を計って勇暗殺を企てた。織之助はその頃、かつて自分達を裏切った前畑が伊東に味方しているのをさぐっていた。男を囲んだ一味の企ては主義主張を離れた織之助とその僚友倉原の手で未然に防がれた。「人は誠だ誠を貫くことこそ人の道だ」そう悟った近藤勇は、あえて時流に抗し、「誠」の旗印を掲げ織之助と別れ、新しい任務に向って隊員をひきいて発っていった。
スタッフ・キャスト
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近藤勇片岡千恵蔵
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沖田総司若山富三郎
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土方歳三黒川弥太郎
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永倉新八伏見扇太郎
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藤堂平助片岡栄二郎
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原田佐之助品川隆二
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芹沢鴨山形勲
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新見錦浅野光男
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野口健司楠本健二
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平山五助阿部九洲男
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井上源三郎加藤浩
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吉村貫一郎大丸巌
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山本仙之助河野秋武
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村上常右衛門田中春男
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根岸友山吉田義夫
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伊東甲子太郎月形龍之介
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鈴木三樹三郎戸上城太郎
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御倉伊勢武上代悠司
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荒木田左馬之介月形哲之介
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武田観柳斎小田部通麿
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阿部主水正坂東好太郎
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橋田八十八木南兵介
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広田清川荘司
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鵜殿甚左衛門高松錦之助
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吉岡源四郎沢村精四郎
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会津侯里見浩太朗
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お蝶花柳小菊
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お香代花園ひろみ
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千恵菊植木千恵
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おかね松浦築枝
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お幸鳳衣子
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おはま東龍子
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お村赤木春恵
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お玉江崎ひで子
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お梅千原しのぶ
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幾松大川恵子
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大野屋治兵衛沢村宗之助
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了然水野浩
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池田屋惣兵衛尾上華丈
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新助疋田圀男
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和泉屋清兵衛長田健
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八木源之丞明石潮
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長古堂彦右衛門瀬川路三郎
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忠助大東俊治
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但馬織之助大川橋蔵
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前畑三十郎徳大寺伸
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水口三郎小柴幹治
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北条市之進高島新太郎
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木原直人尾上鯉之助
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吉田稔麿若杉恵之介
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宮部貞三原健策
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西郷吉之助加賀邦男
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桂小五郎高田浩吉
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倉原新兵衛大友柳太朗
緋牡丹博徒 お竜参上





