ボス表へ出ろ

劇場公開日:

解説

糸魚川三二と森田新のオリジナル・シナリオを、「危うしGメン 暗黒街の野獣」の伊賀山正光が監督したアクションもの。撮影担当も同じく「危うしGメン 暗黒街の野獣」の福島宏。

1960年製作/74分/日本
配給:第二東映
劇場公開日:1960年5月24日

ストーリー

時価一千万円の麻薬を持ち逃げしたやくざの佐竹と恋人原田里美は、大阪で堀越・黒木・大橋の三人の追っ手に捕えられた。東海道を自動車で五人は東京に向った。ボス赤塚に絶対服従する堀越は、学生時代佐竹の後輩でありながら、佐竹を冷酷に扱った。途中のドライヴ・イン食堂で、佐竹と里美は逃れようとしたが、危く堀越にくい下られて失敗した。里美はシボレーのボディに「コロサレル、タスケテ」と書いて救援を求めた。しかしこれも堀越によって妨害された。里美の肉体を狙う黒木は、空地で彼女にリンチを加えた。佐竹は大橋のスキをみて拳銃を奪い、三人に銃口をつきつけた。彼と里美はシボレーで逃走しようとしたが、車には鍵がかかっていた。この時堀越がジャック・ナイフを里美につきつけて、佐竹に麻薬のかくし場所を教えろと言った。麻薬はクラブ・ハイライトの張という男のもとにかくしてあった。横浜についた一行は張のもとに行った。張は黒木に殺された。佐竹は即座に黒木を射殺した。堀越は大橋とともにまた二人を車に押しこんだ。里美が車中で苦痛を訴えはじめた。彼女は妊娠していたのである。死の苦しみに青ざめた里美と、それをいたわる佐竹を見て、堀越は忘れていた昔の自分をとりもどした。二人を逃した堀越は、自分の情婦玲子のアパートに直行した。玲子は自首をすすめた。だがこの時、ボス赤塚が現れて彼を麻薬取引の現場に強引につれていった。取引の最中、堀越は一味に挑戦した。玲子の急報でかけつけた警官隊が一味をとらえた。手錠をかけられた堀越は、更生を誓って玲子に別れをつげた。

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