香港秘令0号

劇場公開日:

解説

森川哲郎の原作を「昼下りの暴力」の秋元隆太が脚色し「泣かないで」の吉村廉が監督したアクション・ドラマ。撮影は「13号待避線より その護送車を狙え」の峰重義。

1960年製作/46分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年3月16日

ストーリー

贋札造りであげられていた井原良一は、山川武彦の手びきで脱走した。堀尾組の本拠キャバレー・シカゴに現れた良一は、可愛がっていた弟分雄二が、彼が捕えられた日以来行方不明になっているのを知った。何者か良一を密告して雄二をさらった奴がいるのだ。良一は贋札の原版を雄二にあずけていた。その原版は香港に返さないと、秘令0号によって良一が抹殺処分をうけねばならぬほどの重要なものだった。街を歩く良一の後を堀尾組の殺し屋がつけてきた。彼の危機を救ってくれたのは山川だった。が、何となく山川が気に入らぬ良一は、彼を相手にしなかった。良一は雄二の恋人でキャバレーの踊り子をしている陽子を訪ねた。陽子はアパートで死体になっていた。警官隊が現場にいる良一を追った。彼をまた救けたのは山川だった。その間に雄二の溺死体があがった。堀尾組が良一を警察に売り、裏切り者の役目を雄二におしつけ、原版を入手して香港と取引をしようとしているのであった。雄二には姉の美奈子がいた。彼女は良一の恋人でもあった。堀尾組は美奈子のもとに原版があるものとみて彼女をさらった。彼女のいない荒らされた美容院にかけつけ、良一はモデル・ウィッグの首の中から原版を探し出した。彼はキャバレー・シカゴに美奈子救出に向った。窓からキャバレーに飛びこんだ良一は、堀尾を追いつめた。堀尾は拳銃を手に美奈子を殺すと言って良一を脅した。良一の手から拳銃がおちた。その時、とびこんできた山川の拳銃が堀尾を撃ち、良一を救けた。下水道の中で香港から来たブラウンと良一、山川の間で取引がひらかれた。ブラウンは山川が刑事なのをばらして良一に彼を殺させようとした。良一は撃てなかった。取引が終るとブラウンは良一を撃った。重傷を負った良一を救い、ブラウンに手錠をかけたのは山川だった。

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