夜の牝 年上の女

劇場公開日:

解説

「恋の季節」の田波靖男が脚本を執筆し、「夜の牝 花と蝶」の西河克己が監督したシリーズ第二作。撮影はコンビの小栗準之助。

1969年製作/89分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年4月16日

ストーリー

もと北九州田川一家の跡とり娘京子は、女身ひとつで生きようと決心、大阪に出てクラブ・オアシスのホステスになった。マダムの加寿子は、京子に目をかけアパートに住ませた。彼女が歌手志望の進吾と知り合ったのはそんな折だった。ある日、上客のパーティが京都の庭園で開かれた。京子は接待役で参加していたが、そこには進吾も来ており、薄幸な舞妓しのぶと駆落ちしようとしていた。京子は、その可憐な姿に動かされ力になってやりたいと思った。一方、クラブでは、同僚京子の売掛金を催促するよう加寿子から頼まれた。N0・1を目指す京子は早速六十万円のとりたてに柏木を訪れたが、彼の立場を聞いて同情した。柏木は事業の運転資金として久松興業から三百万円を借りており、返済ができない場合は妹の文子を渡すという約束をしていた。間もなく、柏木が工面した金を持って来た。しかし、その金は文子からすでに支払われており、しかも彼女は行方不明になっていた。京子が柏木と文子を探索していたある日、しのぶが進吾への愛を残したまま自殺した。それは、久松から逃れられぬ宿命に絶望してのことだった。やがて、柏木は久松邸に乗りこんだ。そして金を工面した京子も駆けつけた。しかし、文子を救出したのも束の間、柏木は久松の兇弾に世を去った。京子は静かに街を去っていった。その頃、進吾のリサイタルが大盛況のうちに幕をあげていた。

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