命かれても

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解説

「雪夫人繪圖(1969)」の成澤昌茂がシナリオを執筆し、「浪曲子守唄」の鷹森立一が監督した風俗もの。撮影は「獄中の顔役」の星島一郎が担当。

1968年製作/87分/日本
配給:東映

ストーリー

“ミニ・カスガ”のボーイ渉は、洗練された容貌に、ものをいわせるプレーボーイで、バー“亜古”のマダム明子を情婦にしていた。その明子が渉の帰りをいらいらして待っている頃、彼は芸能プロの社長野長瀬と、スナックで知り合った女子大生千津子を、車でマンションに送る途中だった。好色な野長瀬は夜の交際を言いよったが巧みにかわされてしまった。渉は、そんな千津子が好きになり妙子を誘いだすと早速ホテルに連れ込み一夜を過した。一方千津子は怒りと悲しさに眠れない夜を過していた。そんな折を狙った渉の電話は、再び千津子を誘い出すことを成功させた。二人はボーリング場で知り合った新二と幸子と意気投合、湘南の海へドライブに出かけた。千津子と新二、渉と幸子が親しくなったのはそれからのことだった。渉が幸子を抱いた夜、彼女が急死した。死因は交渉のショックで血圧があがり、血管が切れたとのことだった。一方、千津子は新二とのデートを重ねていたが、かつての恋人の死を悲しもうともしない新二にいやけがさしていた。そして、遊びぐせのついた千津子は、渉の求婚にも一千万円つくったらと条件をつけた。渉は、自分に気のある妙子から二百万円をかすめとり、情婦明子には、店を売らせ五百万円を懐に入れた。計七百万円を持った渉は意気揚々と新二を訪ね、千津子から手を引くよう迫った。ところがそれを怒った新二は、その金を燃やし、ボーイに渉を叩き出させた。そして千津子からも見離された渉にさらに、災難が降りかかった。ことの始終を知った明子の運転する車にはねられたのだ。やがて、昔の夢を追いながら松葉杖をつきつき、夜の街に現わるようになった渉。そんな彼をしりめに、千津子と新二は飛行機で新婚旅行に発っていった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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