ぼん太の結婚屋 いろいろあらァな田舎ッペ
劇場公開日:1968年4月20日
解説
「温泉ゲリラ 大笑撃」の田波靖男と、「喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ」の千野皓司が共同でシナリオを執筆し、千野皓司が監督した“田舎ッペ”シリーズ第三作目。撮影はコンビの小栗準之助。
1968年製作/94分/日本
原題または英題:The Wedding Salesman
配給:日活
劇場公開日:1968年4月20日
ストーリー
ある製薬会社の営業部に勤める圭太は、人の良い性質が禍して、会社を止めるはめになった。そんな圭太を、結婚式場「しあわせ館」の社長西川が救った。早速、結婚式場で働くことになった圭太だったが、その忙しさに目をまわした。しかし、そこでアルバイトをしている由美子の美しさに、恋人のペケ子を忘れて、毎日の仕事が楽しみになった。ある日圭太は西川と衝突した。西川のあまりに強引な、利益本位のやり方に、圭太が反抗したのだ。こうして幸太は「しあわせ館」を去った。たまたま、笠松と知り合った圭太は、笠松が、安い費用で誰でも式のあげられる音楽結婚式場を始めると聞いて、その考えに賛成し、社員第一号になった。圭太は自ら、幸せを売る男、と称して連日大奮闘。だが、そんな圭太に強敵がいた。ホテル東洋の御曹子斎藤である。斎藤は商売仇の圭太の行く先々に現われて妨害した。圭太は斎藤に田舎っペと罵られ、一組も契約もとれない始末だった。そんな圭太の苦境を救ったのが由美子である。由美子は恋人の松川と近く結婚するのだが、その式を音楽結婚式場でやると約束したのだ。圭太は喜んだが、淋しい気持ちも隠せなかった。一方、斎藤も由美子に惚れていて、結婚式の当日、彼女を連れ出し、ホテルの一室で結婚を迫った。急を聞いた圭太は、松川と共にホテルに乗り込み、由美子を救い出した。やがて、由美子と松川の結婚式が挙げられた。圭太はホッとしたものの、やはり落胆してひとり涙を流すのだった。ペケ子はそんな圭太を慰め、圭太も気を取り直して、再び、次の契約をとるため、飛び出して行った。