落語野郎 大爆笑
劇場公開日:1967年2月11日
解説
「落語野郎 大脱線」の新井一と椿澄夫がシナリオを執筆し、杉江敏男が監督した喜劇。撮影もコンビの完倉泰一。
 1967年製作/91分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1967年2月11日 
あらすじ
江戸は両国の盛場、見世物小屋が並ぶ中で、客を呼ぶ飴売のお春に丸橋忠弥が絡んでいた。通りがかりの首売り金太が、お春を助けようとし、すんでのところで丸橋の刃をかわし、一目散にドロン。その間に金太やお春の住むドブ板長屋の大家、小言幸兵衛の一人息子、幸太郎が誘拐された。事件を、銭形ならぬ銭無平次とガラッ八、脳天辰を隊長として、長屋の八五郎、熊吉、一心太助らが大張切りで捜査を開始。スッタモンダの揚句、事件の首謀者は丸橋で、バカ殿赤井御門守を欺し、世継ぎがないことにつけこんで、幸太郎を若殿様に仕立てようとしていたことが判明。しかし丸橋にも手抜かりがあった。長屋の権三と助十の駕篭に乗った時、一味の連判状を駕篭の中に忘れたこと、赤井家には熊吉の娘お七が奉公しているのを知らなかったこと、さらに赤井家に伝わる火焔太鼓がないと、幸太郎の世継ぎもダメになること、など。権三と助十の居所をつきとめた丸橋は、子分の三人吉三を使って二人を殺そうとしたが、金太に阻まれて果さず。やがて熊吉が火焔太鼓を持っていると分った丸橋は、百両でそれを買上げると赤井邸に呼び寄せ、喜んで罷り出た熊吉はそこに幸太郎がいるのでビックリ。慌てた丸橋は熊吉を監禁してしまった。父親を捕えられたお七は、お春の声を頼りに救いを求める手紙を投げ、この手紙で初めて、事件の全貌を知った金太が赤井邸に向う。お七を責めて金太が来るのを感づいた丸橋は、今度は金太を追いつめる。金太危うしとお春は、火事以外に叩いてはいけない半鐘を鳴らした。赤井屋敷になだれ込む町方役入と長屋衆により、丸橋一派はついにお手上げ。半鐘の禁を破ったお春は火あぶりの刑。そこに現われた南町名奉行こと、遠山金四郎が実は金太であることを知って、長屋の連中は狂喜するのであった。
スタッフ・キャスト
-    金太三遊亭歌奴 
-    熊吉桂米丸 
-    一八古今亭志ん馬 
-    八五郎柳亭小痴楽 
-    権三宮城けんじ 
-    助十東けんじ 
-    太助三遊亭金遊 
-    呑海桂歌丸 
-    越後屋幸兵衛中村是好 
-    息子・幸太郎黒川俊哉 
-    女中・お藤塩沢とき 
-    おみつ笠置シヅ子 
-    おかね高原とり子 
-    丸橋忠弥藤木悠 
-    水野十郎左衛門田島義文 
-    与三郎牧伸二 
-    蝙蝠安東京ぼん太 
-    お富さん三浦布美子 
-    お七酒井和歌子 
-    赤井御門守獅子てんや 
-    近習三太夫瀬戸わんや 
-    薮井竹庵月の家円鏡 
-    お嬢吉三伊東四朗 
-    お坊吉三戸塚睦夫 
-    和尚吉三三波伸介 
-    銭無平次内藤陳 
-    ガラッ八久里みのる 
-    脳天辰成美信 
-    漫太横山フック 
-    漫吉横山ノック 
-    漫次上岡龍太郎 
-    おしか久保菜穂子 
-    お雪浦山珠実 
-    呼び込み鈴木治夫 
-    亀一前田隣 
-    亀二岸野猛 
-    亀三江口明 
-    文吉佐田豊 
-    仙之助春風亭柳好 
-    うなぎ屋の女中南弘子 
-    御門守門番中山豊 
-    賭場の侍岩本弘司 
-    飴売りお春都はるみ 

 
   
  
 




