犯罪教室

劇場公開日:

解説

「警視庁物語 行方不明」の長谷川公之と「日本名勝負物語 講道館の鷲」の田口耕三が共同でシナリオを執筆「日本名勝負物語 講道館の鷲」の瑞穂春海が監督したアクションもの。撮影は「殺られる前に殺れ」の石田博。

1964年製作/88分/日本
配給:大映
劇場公開日:1964年6月20日

ストーリー

佐々木が赴任してきた高校では、町のチンピラにあやつられる不良高校生がはぶりをきかしていたが、赴任早々女子高生春枝が朝倉、金沢ら四人の不良グループに乱暴される事件が起きた。佐々木はこの四人の不良生徒を補導することを心に誓った。佐々木も、昔少年院の飯を食った身の上だったのだ。そんなある日四人組の背後関係を調べていた佐々木は、彼等四人をあやつる黒幕が、町のヤクザ松島組であり、幹部の一人信吉が昔、同じ少年院で厚生を誓いあった親友であることを知った。そのころ松島組は、跡目相続争いの真最中で、信吉は、暴力で乾分達を支配する風間と対立し、不穏な空気がただよっていた。そして朝倉、金沢ら不良グループも風間に糸をひかれていた。これを知った佐々木は、生徒たちをヤクザの勢力争いから守ろうと、毎日のように松島組に足を運んだ。しかし四人組は再びボーリング場で乱暴し、指導員のり子は、みかねて学校にどなりこんだ。しかし、これを知った四人組に乱暴されそうなところを佐々木に救われ、かえって佐々木にほのかな愛情を感じるようになっていった。一方松島組では組長が急死し、勢力争いは益々険悪になっていった。他に迷惑のかかるのを恐れた信吉は、ある夜、風間と二人だけで話をつけようと、工事現場に風間を呼び出した。しかし実力で敵わぬと知った風間は、金沢、朝倉ら不良高校生を引きつれて、信吉を待ちうけた。事情を知る春枝からこの事を聞いた佐々木は信吉や生徒の身をきずかって決闘場にかけつけた。乱闘が終り、風間の兇弾にたおれた信吉、金沢の前に、今は改心した朝倉ら三人の泣き伏す姿があった。

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