悪の紋章

劇場公開日:

解説

橋本忍の同名小説を「娘と私」の広沢栄と「切腹」の橋本忍が共同で脚色「白と黒」の堀川弘通が監督した社会ドラマ。撮影は「男嫌い」の逢沢譲。

1964年製作/130分/日本
原題または英題:Brand of Evil
配給:東宝
劇場公開日:1964年7月11日

ストーリー

菊地は警部補当時、殺しの容疑で逮捕した、花井と彼の内妻恵美子の謀略で“悪徳警官”の汚名をきせられ服役した。それから二年出所した菊地は、自分を罠にかけた者への復讐を誓うのだった。しかし花井は殺されていた。菊地は名も稲村と変え、警官時代の先輩松野の世話で興信所の調査員となった。そんなある日、稲村は所長から高沢光江の素行調査を命じられた。光江は高沢コンツェルンの二代目会長、重治の妻であり、政界の長老海老原の娘でもあった。光江をつけて山中温泉にとんだ稲村は、重治が、二年前の殺しの容疑者として浮んだ日進商事社長柴田と会っていることを知った。東京にもどった稲村はふとしたことから知りあった節子とドライブにいき、稲村はそこで暗い過去を告白した。しかし節子にも同じような暗い過去があり二人は急速に親しくなっていった。東京にもどった稲村は節子からの情報で重治が柴田と共謀して、矢代会長重光を殺し、柴田がその現場写真を撮りそれを材料に重治を脅迫していることを知った。稲村は確証をつかむために光江を追って玉造温泉にとんだ。そこで稲村は柴田と重治が会い、二週間後トランク一つを持って松江にいったことをつきとめ、二人を追いかけた。しかしそこには柴田はいず、秋吉台の洞穴に柴田の死体があった。犯人が死体を処分しに返ることを確信した稲村は、洞穴で犯人の出現を待った。しかし現れた犯人は節子であった。稲村は節子を九十九里浜にさそい出し、薬を飲ませ自殺させた。さらに稲村は復讐の鬼と化し重治をも殺害した。しかし唯一の親友松野から「悪の紋章がはりついている」といわれ愕然とする稲村だった。

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